
モデルでも賃貸審査に通る?撮影報酬・事務所所属・確定申告・収入証明を解説
モデルとして活動している方でも、賃貸物件へ申し込める可能性はあります。
ただし、一般的な会社員とは違い、
・撮影ごとに報酬が発生する
・毎月の収入が変わる
・モデル事務所には所属しているが正社員ではない
・給与明細がない
・モデル以外の仕事もしている
というケースがあります。
そのため賃貸審査では、
「モデルという職業だから借りられない」というより、現在の収入・活動状況・家賃とのバランスをどのように確認できるか
が重要になります。
「モデル事務所に所属していれば会社員?」
「撮影報酬でも収入証明になる?」
「毎月収入が違っても大丈夫?」
「モデルとアルバイトを掛け持ちしている場合は?」
「オーディション中心でまだ収入が少ない」
「確定申告書を求められる?」
「SNS案件の収入も一緒に見てもらえる?」
「事務所名義で部屋を借りられる?」
今回は、埼玉県でモデルとして活動している方へ、賃貸審査で確認されるポイントを詳しく解説します。
■モデルでも賃貸物件を借りられる?
借りられる可能性はあります。
賃貸審査では一般的に、
・現在の収入
・収入の継続性
・活動期間
・所属先
・希望する家賃
・収入証明
・保証会社
・緊急連絡先
などを確認される場合があります。
モデルだからという理由だけで、全国すべての賃貸住宅が契約不可になるわけではありません。
ただし、貸主・管理会社・保証会社によって審査基準は異なります。
■なぜモデルは賃貸審査に不安を感じやすい?
会社員なら、
勤務先
↓
毎月の給与
↓
給与明細
↓
源泉徴収票
という形で収入を説明しやすい傾向があります。
一方モデルでは、
撮影A 3万円
広告B 15万円
ファッションショー 5万円
翌月 仕事が少なく8万円
など、仕事ごとに報酬が発生する場合があります。
つまり、
毎月同じ金額の給与を受け取っているとは限らない
ということです。
■モデル事務所所属なら会社員になる?
必ずしもそうではありません。
モデル事務所に所属していても、
・雇用契約
・マネジメント契約
・業務委託に近い契約
など、契約関係は人によって異なります。
そのため、
「○○モデル事務所所属=○○社の正社員」
とは限りません。
申込書へ勤務先を書く際は、実際の契約形態を不動産会社へ伝えましょう。
■モデルの報酬は給与とは限らない
モデルとして、
・雑誌撮影
・広告撮影
・ECサイト撮影
・ファッションショー
・カタログ
・企業広告
などの仕事をして報酬を受け取る場合があります。
国税庁でも、モデルの業務に関する報酬・料金を源泉徴収の対象となる代表的な報酬の一つとして挙げています。ファッションモデルの報酬や、雑誌・広告などへ容姿を掲載することで支払われる報酬も対象例として示されています。
つまりモデルの場合、
給与として雇われている人だけではなく、仕事ごとの報酬で活動している人もいる
ということです。
■給与明細がなくても審査できる?
可能な場合があります。
給与明細がない場合でも、
・確定申告書
・所得証明書
・課税証明書
・報酬明細
・銀行口座への入金履歴
などを収入確認資料として相談できることがあります。
何を認めるかは保証会社・管理会社によって異なります。
■確定申告書を求められることはある?
あります。
個人として継続的にモデル活動をしている方の場合、賃貸審査で前年の確定申告書などを求められる可能性があります。
これはモデルだから特別というより、毎月固定給与がないフリーランス・個人事業主のお部屋探しでよく確認されるポイントです。
スマイファミリーHPでは、フリーランス・個人事業主の賃貸審査について、確定申告書や収入証明を別の記事で詳しく解説しています。
→
「フリーランス・個人事業主は賃貸審査に通る?必要な収入証明と申込対策」
■売上と所得は同じではない
例えば年間で、
モデル報酬 500万円
を受け取っていても、
その500万円がそのまま本人の所得になるとは限りません。
活動方法によっては、
・交通費
・撮影関連費
・宣材写真
・レッスン
・その他必要経費
などが発生する場合があります。
そのため申込書の「年収」へどの金額を書くか分からない場合は、自己判断で一番大きな数字を書かず、不動産会社へ確認しましょう。
■毎月の収入が違っても賃貸審査を受けられる?
受けられる可能性はあります。
例えば、
1月 18万円
2月 45万円
3月 20万円
4月 80万円
というように毎月の収入が違うケースです。
この場合、
一番収入が高かった月だけを使って「月収80万円」と申告する
ことは避けましょう。
年間収入や複数月の実績を確認される場合があります。
■広告モデルの大きな仕事が入った場合
テレビCMや大規模な広告撮影などで、一時的に大きな報酬が入ることもあります。
例えば、
通常月 20~30万円
広告案件月 150万円
というケースです。
この場合も、150万円が毎月続くわけではありません。
賃貸審査だけでなく生活面でも、
収入が少ない月でも無理なく支払える家賃
を考えることが重要です。
■まだ入金されていない撮影報酬は?
撮影は終了していても、
翌月末払い
翌々月払い
など、報酬が後から振り込まれる場合があります。
契約書や支払予定などを確認できる場合もありますが、
これから振り込まれる予定の報酬を、現在すでに受け取っている収入と同じように扱ってもらえるとは限りません。
■オーディションには受かっているけど撮影前の場合
「大きな広告案件に決まっています」
という状況でも、まだ仕事が完了しておらず報酬も確定していない場合があります。
将来予定されている仕事だけを基準に、
「今後は月収○万円です」
と申告することは避けましょう。
現在確認できる収入状況を伝えます。
■モデルを始めたばかりの場合
活動開始から数か月の場合、
前年の確定申告書にモデル収入がほとんど載っていないことがあります。
例えば、
4月 モデル事務所所属
5月 初仕事
9月 部屋探し
というケースです。
この場合は、
・直近の報酬
・所属状況
・以前の仕事
・預貯金
などを追加で確認される可能性があります。
■モデル+アルバイトの場合
モデル活動だけで生活している方ばかりではありません。
例えば、
モデル収入 月5~20万円
飲食店アルバイト 月15万円
という方もいます。
この場合、複数の収入を審査上どこまで合算できるかは保証会社によって異なります。
アルバイト収入については、スマイファミリーHPの「フリーターでも賃貸審査に通る?」の記事でも、給与明細・勤続年数・掛け持ちについて詳しく解説しています。
→
「フリーターでも賃貸審査に通る?アルバイト収入・勤続年数・必要書類を解説」
■モデル+インフルエンサーの場合
最近ではモデル活動とSNS活動を組み合わせている方もいます。
例えば、
・モデル撮影
・Instagram PR案件
・TikTok案件
・アフィリエイト
などです。
この場合、収入源が一つではありません。
どの収入をどの資料で確認できるか整理しておきましょう。
■読者モデル・サロンモデルの場合
「モデル」といっても働き方はさまざまです。
例えば、
・ファッションモデル
・広告モデル
・読者モデル
・サロンモデル
・ECモデル
・手や足などのパーツモデル
などがあります。
報酬の発生方法も異なります。
そのため職業欄へ単に、
「モデル」
と書くだけでなく、必要に応じて働き方を説明できるようにしましょう。
■無償の撮影も活動歴に含めていい?
ポートフォリオ作成などのため、無償撮影へ参加することもあります。
活動実績として説明することはできますが、
無償撮影は家賃を支払うための収入ではありません。
賃貸審査では、有償の仕事からどの程度収入を得ているかを分けて考えましょう。
■事務所から毎月振り込まれている場合
所属事務所が複数の撮影報酬をまとめ、月単位で本人へ振り込んでいる場合があります。
この場合、
銀行口座には毎月同じ事務所名から入金されている
ことがあります。
ただし、それが
給与
なのか、
モデル報酬の精算
なのかは別です。
申込時には正確に伝えます。
■所属証明を求められる?
保証会社・管理会社によっては、
「本当にその事務所へ所属していますか?」
という確認を行う可能性があります。
場合によっては、
・所属証明
・契約書
・所属事務所の公式情報
などを確認されることがあります。
■事務所へ在籍確認の電話が入る?
可能性はあります。
ただしモデル事務所によっては、所属者に関する電話問い合わせへ回答しない場合があります。
その場合は別の確認方法を案内されることがあります。
■マネージャーの携帯番号を書いていい?
自己判断で記載しないようにしましょう。
申込書で、
・事務所代表番号
・担当マネージャー
・所属先連絡先
のどこを求められているのか確認します。
担当者個人の番号を記載する場合は本人の了承も必要です。
■活動名と本名が違う場合
モデルとして別名を使用している方もいます。
例えば、
活動名:○○○○
本名:△△△△
というケースです。
賃貸借契約では本人確認が必要なため、基本的には本人確認書類に記載されている本名で手続きを進めます。
活動実績の確認で別名が出てくる場合は、活動名との関係を説明します。
■モデル事務所に所属していないフリーモデルの場合
どの事務所にも所属せず、
・企業から直接仕事を受ける
・キャスティング会社から受ける
・SNS経由で案件を受ける
という方もいます。
この場合、働き方としてはフリーランス・個人事業主に近くなる場合があります。
先ほど紹介したフリーランス・個人事業主の賃貸審査記事とセットで読む内容になります。
ここも内部リンクを入れてOKです。
■個人事業主として開業している場合
モデル活動を事業として行い、開業届を提出している方もいます。
開業していることは活動状況を説明する材料になりますが、
開業届があるだけで賃貸審査が承認されるわけではありません。
実際の収入や家賃とのバランスなども確認されます。
■自分で法人を設立している場合
活動規模が大きくなり、
株式会社
合同会社
などを設立するモデル・タレントの方もいます。
例えば、
モデル報酬 → 自分の会社
↓
会社 → 本人へ役員報酬
という形です。
この場合、
会社の売上と本人の収入は別
として確認します。
■法人名義で部屋を借りられる?
物件によっては可能です。
法人が契約者となり、本人が入居者として住む法人契約があります。
ただし法人契約では、
・法人情報
・決算内容
・代表者
・実際の入居者
などを確認される可能性があります。
スマイファミリーHPでは、法人契約の審査・必要書類について別の記事で詳しく解説しています。
→
「埼玉で賃貸物件を法人契約するには?社宅・転勤時の審査と必要書類」
■法人を作れば賃貸審査に通りやすくなる?
必ずではありません。
設立したばかりの法人の場合、
・決算実績がない
・会社の事業期間が短い
などの理由から、代表者本人について追加確認される可能性があります。
審査目的だけで法人化するものではありません。
■預貯金も確認される?
確認される場合があります。
例えば、
モデル収入には波がある
↓
ただし十分な預貯金がある
というケースです。
保証会社によっては預貯金を参考資料として確認する場合があります。
ただし、
「貯金○万円あれば必ず通る」
という共通基準はありません。
■家賃はいくらにすればいい?
モデルは収入変動があるケースも多いため、
最高月収ではなく、通常月や収入が少ない月を基準に考える
方が安心です。
例えば、
最高月収 80万円
通常月 30万円
少ない月 15万円
なら、80万円だけを基準に家賃を決めると負担が大きくなる可能性があります。
■保証会社は利用できる?
モデルでも保証会社を利用できる物件があります。
一般的に、
・本人情報
・収入
・活動状況
・家賃
・緊急連絡先
などを確認される場合があります。
保証会社ごとに審査基準は異なります。
■一つの物件で審査に落ちたら全部ダメ?
そうとは限りません。
物件によって、
・貸主
・管理会社
・保証会社
が異なります。
一つの保証会社で条件が合わなかったからといって、すべての賃貸物件で同じ結果になるとは限りません。
■親を契約者にできる?
活動を始めたばかりで収入実績が少ない若手モデルの場合、
契約者:親
入居者:本人
という親族契約を相談できる物件があります。
ただし、本人が実際に住むことを隠さず正確に申し込みます。
■モデルであることを隠した方がいい?
おすすめできません。
例えば、
モデル活動中なのに以前働いていた会社を勤務先として書く
など、事実と異なる内容で申し込むことは避けましょう。
申込内容と提出書類に違いがあると、審査へ影響する可能性があります。
■自宅で撮影してもいい?
モデルの場合、自宅で、
・SNS用写真
・宣材撮影
・オーディション動画
・商品撮影
などを行うことがあります。
本人一人で通常の生活範囲として撮影する場合と、
・スタッフが頻繁に来る
・大型撮影機材を持ち込む
・撮影スタジオとして使用する
場合では状況が異なります。
一般的な居住用物件を、事業用撮影スタジオとして利用できるとは限りません。
■SNSに自宅を載せる場合は注意
モデルとしてSNSを利用している方は、
・窓からの景色
・マンション外観
・建物入口
・共用廊下
・近隣店舗
などから住所を推測されないよう注意しましょう。
賃貸審査とは別ですが、防犯上重要です。
■オートロック物件を選んだ方がいい?
必須ではありませんが、プライバシーを重視する方は、
・オートロック
・モニター付きインターホン
・防犯カメラ
・宅配ボックス
などを希望条件にすることがあります。
自分の活動内容や知名度に合わせて検討しましょう。
■申込み前に準備したい情報
モデルとして賃貸物件を探す場合は、次の内容を整理しておくと相談しやすくなります。
・本名
・活動名
・所属事務所
・所属期間
・契約形態
・活動期間
・直近のモデル報酬
・前年収入
・確定申告書の有無
・アルバイトなど他の収入
・預貯金
・希望家賃
・緊急連絡先
・個人契約か法人契約か
すべての書類を最初から用意する必要はありません。
申込先に必要なものを確認しましょう。
■よくある質問
Q. モデルでも賃貸審査に通りますか?
モデルという職業だけで一律に審査不可になるわけではありません。収入、活動期間、希望家賃、保証会社などを確認して判断されます。
Q. モデル事務所に所属していれば会社員扱いになりますか?
必ずしも会社員とは限りません。雇用契約、マネジメント契約、業務委託など契約形態によって異なります。
Q. 給与明細がなくても申し込めますか?
可能な場合があります。確定申告書、所得証明、報酬明細、入金履歴などを相談できる場合があります。
Q. モデルとアルバイトを掛け持ちしていても大丈夫ですか?
申込み可能な物件はあります。複数の収入をどのように審査するかは保証会社によって異なります。
Q. 活動を始めたばかりでも借りられますか?
相談可能な物件はあります。前年の実績が少ない場合は、直近の収入、所属状況、預貯金などを追加で確認される可能性があります。
Q. 親名義で借りることはできますか?
親族契約を認めている物件では相談できる場合があります。実際の入居者が本人であることを正確に申告します。
■埼玉県でモデルのお部屋探しにお悩みの方へ
スマイファミリー大宮店では、大宮を中心に埼玉県内でモデルとして活動している方のお部屋探しについてもご相談を承っています。
「モデル事務所に所属しているけど会社員ではない」
「撮影報酬で生活している」
「毎月の収入が一定ではない」
「給与明細がない」
「モデル+アルバイトで生活している」
「活動を始めたばかり」
「確定申告書で審査できる物件を探したい」
「自分の法人名義で借りたい」
このような場合も、
所属状況
+ 収入形態
+ 収入証明
+ 預貯金
+ 保証会社
+ 無理のない家賃
を確認しながら物件をお探しします。
国税庁でも、モデル業務の報酬・料金は、給与とは別の形で支払われることがある代表的な報酬として扱われています。
そのため、
「モデル事務所に所属しているか」だけではなく、「どのような契約で、実際にどう収入を受け取っているか」
を正確に伝えることがポイントです。
埼玉県でモデルとして活動している方の賃貸審査、収入証明、保証会社、親族契約、法人契約などについてお悩みの場合は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。
