
夜職で昼間に内見できない場合は?オンライン内見・IT重説・電子契約で賃貸を借りる方法を解説

「夜職なので、不動産会社の営業時間に起きられない」
「キャバクラの仕事が朝方に終わるため、昼間の内見が難しい」
「来店せずに賃貸マンションを契約できる?」
「オンライン内見だけで部屋を決めても大丈夫?」
「賃貸契約の重要事項説明はスマートフォンでも受けられる?」
キャバクラ、ラウンジ、ホストクラブ、ガールズバー、スナックなどで働いている方の中には、夜から朝方まで仕事をしている方もいます。
例えば、午前3時に仕事が終わり、午前5時に就寝し、午後1時頃に起床する生活です。
この場合、一般的な不動産会社の営業時間と生活リズムが合わず、物件探しや内見、契約手続きのための時間を確保しにくいことがあります。
また、店舗移籍や退寮などの事情によって、短期間で新しい住まいを探す必要が生じる場合もあるでしょう。
結論からいうと、夜職・水商売の方でも、オンライン内見やIT重説、電子契約などを利用し、来店する回数を減らして賃貸契約を進められる場合があります。ただし、すべての物件や不動産会社がオンライン対応しているわけではありません。
また、オンライン内見ができることと、契約書の電子化に対応していることは別です。
さらに、室内を動画で確認できたとしても、実際に現地へ行かなければ分かりにくいこともあります。
今回は、埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬など関東でお部屋探しをしている夜職・水商売の方へ、オンライン内見、IT重説、電子契約、必要書類、鍵の受け取り、内見時の注意点を詳しく解説します。
■夜職で昼間に内見できなくても賃貸物件は探せる?
夜職・水商売の方でも、昼間に毎回不動産会社へ来店しなくても、物件探しを進められる場合があります。
例えば、次の方法です。
不動産会社から物件資料をメール等で受け取る
写真や間取り図を確認する
室内動画を送ってもらう
ビデオ通話でオンライン内見をする
申込書をオンラインで提出する
重要事項説明をオンラインで受ける
対応している場合は電子契約を利用する
ただし、物件によって対応できる内容は異なります。
また、オンラインで物件探しを進められても、契約書類の提出や鍵の受け取りなどで、対面手続きが必要になる場合があります。
来店・内見・契約は分けて考える
手続き | オンライン対応の可能性 |
|---|---|
希望条件の相談 | 電話・メール等で可能な場合がある |
物件紹介 | メール等で資料を送れる場合がある |
内見 | ビデオ通話等に対応する物件がある |
入居申込み | Web申込みに対応する場合がある |
審査書類提出 | オンライン提出に対応する場合がある |
重要事項説明 | IT重説を利用できる |
契約書の交付 | 所定の承諾等により電子化できる |
鍵の受け取り | 管理会社等の運用による |
重要なのは、どこまでオンラインで手続きできるかを、物件探しの最初に確認することです。
■オンライン内見とは?
オンライン内見とは、不動産会社の担当者などが現地の物件を撮影し、ビデオ通話などで室内や建物の状況を確認する方法です。
例えば、スマートフォンを利用して、現地担当者に次の場所を映してもらうことが考えられます。
玄関
リビング
キッチン
浴室
トイレ
収納
バルコニー
窓からの景色
共用廊下
エントランス
録画済みの物件紹介動画と異なり、リアルタイムのオンライン内見では、その場で気になる場所を確認してもらえる場合があります。
夜職の方がオンライン内見で確認したいこと
確認場所 | 理由 |
|---|---|
窓の向き | 朝日や昼間の日差し |
カーテンレール | 遮光カーテンの設置 |
寝室の位置 | 共用廊下や道路との距離 |
玄関 | 深夜帰宅時の出入り |
防犯設備 | オートロック・モニター等 |
ゴミ置場 | ゴミ出しの利用条件 |
浴室 | 帰宅後の生活動線 |
エアコン | 寝室の空調環境 |
ただし、オンライン内見で窓の向きや建物設備を確認できても、防音性能や実際の周辺騒音を正確に判断できるとは限りません。
夜職の方が生活リズムに合った物件を選ぶ際のポイントは、深夜帰宅・防音・遮光・ゴミ出しを考えた賃貸物件の選び方でも解説しています。
■オンライン内見とIT重説は何が違う?
オンライン内見とIT重説は、名前が似ていますが、目的が異なります。
オンライン内見は物件の状態を確認するためのものです。
一方、IT重説は、宅地建物取引士がテレビ会議等を利用して重要事項説明を行う仕組みです。
主な違い
項目 | オンライン内見 | IT重説 |
|---|---|---|
目的 | 室内・建物の確認 | 契約に関する重要事項の説明 |
主な担当 | 不動産会社の案内担当者等 | 宅地建物取引士 |
内容 | 間取り・設備・室内状態 | 契約条件・法定説明事項 |
実施時期 | 物件検討時 | 契約に向けた手続き |
法律上の位置付け | 物件案内の方法 | 宅建業法上の重要事項説明 |
利用端末 | スマホ・PC等 | 所定の条件を満たすスマホ・PC等 |
国土交通省によると、賃貸取引におけるIT重説は2017年10月から本格運用されています。
また、2022年5月18日からは、重要事項説明書などについて、相手方の承諾を得たうえで電磁的方法による交付ができるようになりました。
■IT重説はスマートフォンでも受けられる?
条件を満たす環境であれば、スマートフォンでもIT重説を受けられます。
国土交通省の案内では、重要事項説明の内容を理解できるよう、映像や音声による双方向のやり取りが必要とされています。
例えば、次のような環境です。
映像と音声が途切れにくいインターネット環境
宅地建物取引士の説明を聞き取れる場所
重要事項説明書を確認できる状態
質問ができる双方向の通信環境
本人確認等に対応できる環境
仕事の休憩中でもIT重説を受けられる?
場所だけで一律に禁止されているわけではありません。
ただし、騒がしい店内や通信が不安定な場所では、重要事項の説明を十分に聞き取れない可能性があります。
IT重説では、家賃、契約期間、解約条件、特約などの重要な説明を受けます。
夜職の方が仕事の前後に時間を確保する場合でも、静かな場所で落ち着いて説明を受けられるようにしましょう。
スマートフォンだけで十分?
小さな画面では、重要事項説明書の細かな文字や図面を確認しづらい場合があります。
できればパソコンやタブレットなど、書類を確認しやすい端末も検討するとよいでしょう。
なお、IT重説は契約内容を確認するための手続きであり、単に動画を視聴するだけで終了するものではありません。
■電子契約なら不動産会社へ行かなくていい?
賃貸契約では、電子的な方法によって契約書類を取り交わすことができる場合があります。
国土交通省によると、2022年5月18日から、宅地建物取引業法に関する一定の書面について、相手方の承諾を得たうえで電子的方法による交付が可能になりました。
ただし、書面を電子化できることと、契約に必要なすべての手続きをオンラインで完結できることは別です。
例えば、次のような事情があります。
貸主・管理会社が紙の契約書を使用している
保証会社の契約手続きが別にある
本人確認書類の提出方法が指定されている
鍵の引渡しが対面となる
特定の契約書類について別の手続きが必要
そのため、オンラインで重要事項説明を受けられたとしても、契約書類や鍵の受け取りのために来店が必要になる場合があります。
オンライン対応を確認する5つの質問
不動産会社へ相談する際には、次の点を確認しましょう。
オンライン内見に対応していますか?
Webで入居申込みできますか?
IT重説を受けられますか?
契約書類を電子契約で手続きできますか?
鍵はどのような方法で受け取りますか?
「オンライン対応」と書かれていても、どこまで対応しているのかを具体的に確認することが重要です。
■オンライン内見だけで契約すると後悔する?
オンライン内見は便利な方法ですが、現地で確認した場合と同じ情報をすべて得られるとは限りません。
国土交通省のIT重説に関する実施資料でも、実際に物件を確認しないまま契約することによる認識違いなどに注意を促しています。
特に夜職の方は、一般的な物件情報だけでは分からない生活環境も重要です。
オンラインで確認しやすいこと・難しいこと
項目 | 確認のしやすさ |
|---|---|
間取り・設備の配置 | 映像で確認しやすい |
壁紙や床の状態 | 映像の画質による |
収納の広さ | 採寸等を依頼できる場合 |
エアコンの設置場所 | 確認しやすい |
室内のにおい | 映像では確認できない |
周辺の騒音 | マイク越しでは判断しにくい |
日当たり | 撮影時間や天候に左右される |
床や建具の使用感 | 現地確認が望ましい |
夜間の周辺環境 | 昼間のオンライン内見だけでは分からない |
例えば、昼間にオンライン内見を行い、道路の交通量が少なく見えたとしても、深夜の人通りや治安まで判断できるわけではありません。
また、映像ではきれいに見えた室内でも、実際にはにおいや使用感などが気になる場合があります。
内見せず契約することは違法?
賃貸住宅の内見自体が、すべての契約において法律上必須というわけではありません。
ただし、内見しない場合は物件の状態や周辺環境を十分に確認できないリスクがあります。
現地確認が難しい場合には、不動産会社へ追加の写真や動画、設備情報を依頼しましょう。
■夜職で短期間に引っ越す場合、オンライン内見は便利?
店舗移籍や退寮などによって、引っ越しまでの時間が短い場合があります。
例えば、現在は東京都内で働いていて、翌月から埼玉県内の店舗へ移る予定の場合です。
このような場合、オンライン内見を利用すれば、移動時間を減らして複数の物件を比較できる可能性があります。
ただし、オンライン内見ができても、入居審査や契約書類の準備に必要な期間が短縮されるとは限りません。
転居までの確認事項
項目 | 確認内容 |
|---|---|
現在の住居 | 解約予告期間 |
新しい勤務先 | 勤務開始予定日 |
新居 | 入居可能日 |
入居審査 | 必要書類と確認方法 |
オンライン内見 | 対応可否と実施日時 |
IT重説 | 説明を受ける日時 |
契約書 | 紙・電子のどちらか |
鍵の受け取り | 対面等の必要性 |
退店や退寮に伴う転居では、現在の住居の退去日と新居の入居日が一致しない場合があります。
そのため、オンラインで手続きを進める場合でも、契約が成立する前に旧居を解約することは慎重に判断しましょう。
退寮については、夜職の寮を出るときの賃貸審査・店舗移籍・引っ越しの注意点でも詳しく解説しています。
■夜職でオンライン契約する場合、入居審査はどうなる?
オンラインで申込みを行う場合でも、貸主や保証会社による入居審査が不要になるわけではありません。
例えば、次の情報を確認される場合があります。
氏名・生年月日
本人確認書類
勤務先
勤続期間
雇用形態
月収・年収
収入証明
緊急連絡先
入居予定者
オンライン申込みは手続きの方法が変わるものであり、審査条件そのものが緩くなることを意味しません。
夜職の場合に注意したい勤務先情報
夜職・水商売では、勤務している店舗名と運営法人名が異なることがあります。
また、店舗では源氏名を使用している場合でも、賃貸借契約では本人確認書類に記載された氏名による確認が必要です。
これはオンライン申込みでも同様です。
勤務先名や収入資料に違いがある場合は、申込み前に関係を説明しましょう。
ただし、給与明細や在籍証明、源氏名などの詳しい確認方法については、既存の記事で解説しているため、ここでは繰り返しません。
■オンライン契約で確認しておきたい費用と特約
オンラインで契約を進める場合でも、契約書や重要事項説明書に記載された内容を確認することが大切です。
例えば、次のような項目です。
項目 | 確認したいこと |
|---|---|
家賃 | 月額・支払い方法 |
共益費 | 毎月の負担 |
敷金・礼金 | 初期費用 |
保証会社 | 初回保証料・更新保証料等 |
火災保険 | 加入条件・保険料 |
契約期間 | 普通借家・定期借家の違い |
解約予告 | 退去を伝える期限 |
短期解約違約金 | 契約後短期間で退去する場合の負担 |
原状回復 | 退去時の負担区分 |
特約 | クリーニング費用等 |
鍵交換費用 | 契約時の負担条件 |
特に、夜職では勤務先の変更や店舗移籍によって、予定より早く引っ越すことも考えられます。
そのため、契約期間だけでなく、短期解約違約金や解約予告期間も確認しておきましょう。
電子契約だからといって、通常の賃貸契約と異なる契約上の義務がなくなるわけではありません。
■夜職のオンライン内見・賃貸契約チェックリスト
確認項目 | 内容 |
|---|---|
① 営業時間 | 相談できる時間帯 |
② 来店 | 来店が必要か |
③ オンライン内見 | 対応物件か |
④ 室内動画 | 追加撮影が可能か |
⑤ 設備 | エアコン・浴室・収納等 |
⑥ 生活環境 | 遮光・騒音・防犯 |
⑦ 入居申込み | Web対応の有無 |
⑧ 審査書類 | オンライン提出できるか |
⑨ IT重説 | 対応可否と実施日時 |
⑩ 電子契約 | 書類の電子交付・契約方法 |
⑪ 初期費用 | 総額・支払方法・期限 |
⑫ 解約条件 | 短期解約違約金等 |
⑬ 鍵 | 引渡し場所・方法 |
⑭ 入居日 | 勤務・退去日との調整 |
⑮ 現地確認 | 入居前に現地へ行けるか |
特に、オンライン内見から申込みまでを短期間で進める場合は、契約内容を十分に確認する時間を確保しましょう。
■よくある質問(FAQ)
Q1.夜職で昼間に内見へ行けなくても賃貸物件を借りられますか?
オンライン内見や動画による物件確認に対応している場合、来店回数を減らしてお部屋探しを進められる可能性があります。ただし、すべての物件が対応しているわけではありません。
Q2.オンライン内見だけで契約できますか?
オンライン内見後に申込みを進められる場合はありますが、入居審査・重要事項説明・契約書類などの手続きは別途必要です。
Q3.IT重説はスマートフォンだけで受けられますか?
映像・音声による双方向のやり取りなど所定の条件を満たしていれば可能です。ただし、画面の大きさや通信環境に注意が必要です。
Q4.電子契約なら不動産会社への来店は完全に不要ですか?
必ずしもそうではありません。契約書類を電子化できても、鍵の引渡しや一部の確認手続きなどで来店が必要になる場合があります。
Q5.オンライン内見を希望すれば必ず対応してもらえますか?
いいえ。物件や不動産会社の設備・運用などによって対応できない場合があります。申込み前に確認しましょう。
■まとめ|夜職のお部屋探しはオンライン対応の範囲を確認する
夜職・水商売で働いている方は、仕事や睡眠の時間と不動産会社の営業時間が合わず、物件探しが難しい場合があります。
しかし、オンライン内見やIT重説、電子契約などを利用することで、来店回数を減らして手続きを進められる場合があります。
今回の重要なポイントは次の5つです。
夜職で昼間に内見できなくても、オンライン内見に対応する物件がある
オンライン内見・IT重説・電子契約はそれぞれ別の手続き
IT重説は条件を満たせばスマートフォンでも受けられる
電子契約が可能でも、完全に来店不要とは限らない
オンラインで室内を確認する場合は、実際の住環境との違いに注意する
夜職の方のお部屋探しでは、入居審査に通るかだけでなく、自分の生活時間に合わせて無理なく物件を確認し、契約内容を理解できるかも重要です。
保証会社、収入証明、勤務先、緊急連絡先、物件選びについては、総合ガイドでも解説しています。
■関東で夜職・水商売のお部屋探しをお考えの方へ
「夜職なので昼間に内見する時間が取れない」
「不動産会社へ何度も来店することが難しい」
「オンライン内見に対応した物件を探したい」
「店舗移籍に合わせて引っ越したい」
「来店が必要な手続きを事前に知りたい」
このような場合は、現在の勤務時間や希望入居日、物件の条件を整理することが大切です。
スマイファミリーでは、埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬など、関東で夜職・水商売の方のお部屋探しについてご相談を承っています。
キャバクラ、ラウンジ、ホストクラブ、ガールズバー、スナックなどで働いている方についても、勤務状況や希望条件を確認しながら物件探しをお手伝いします。
オンライン内見やIT重説、電子契約をご希望の場合は、対象物件や管理会社の対応状況を確認する必要があります。
また、物件によっては対面での内見や契約書類の提出、鍵の受け取りが必要になる場合もあります。
夜職・水商売でお部屋探しの時間が取りづらい方は、スマイファミリーへお気軽にご相談ください。
家族のように寄り添い、暮らしをもっと豊かに。
