
賃貸の入居日はいつ決める?家賃発生日・鍵の受け取り・引っ越し日の違いを解説
賃貸物件を申し込む際、不動産会社から「入居希望日はいつですか?」と聞かれることがあります。
その際、「まだ引っ越し業者を決めていない」「審査に通ってから考えたい」「今の部屋の退去日が決まっていない」と、すぐに答えられない方も多いのではないでしょうか。
賃貸契約における入居日は、単に荷物を運び込む日という意味ではありません。
一般的には、賃貸借契約が始まり、家賃が発生する契約開始日を指します。
実際に引っ越す日や鍵を受け取る日とは異なる場合があるため、契約前に日程を整理しておくことが大切です。
今回は、埼玉県で賃貸物件を探している方へ、入居日を決めるタイミング、家賃発生日、鍵の受け取り、引っ越し日との違い、現在の住居との家賃が重なる場合の注意点を解説します。
■賃貸契約の「入居日」とは?
賃貸物件の手続きで使われる「入居日」は、一般的に賃貸借契約の開始日を意味します。
契約開始日になると、入居者がその部屋を使用できる状態となり、家賃が発生します。
例えば、契約開始日が10月1日で、実際に荷物を運び込む日が10月5日の場合でも、通常は10月1日から家賃が発生します。
実際に住み始めた日から家賃が発生するとは限りません。
入居日について確認するときは、次の言葉を分けて考えましょう。
・契約開始日
・家賃発生日
・鍵を受け取れる日
・引っ越し日
・現在の部屋の退去日
これらがすべて同じ日になることもありますが、異なる日になることもあります。
■入居日はいつ決める?
入居希望日は、一般的に物件の申し込み時に記入します。
貸主や管理会社は、申し込み内容を確認する際、契約をいつから開始できるかも確認します。
そのため、まだ正確な引っ越し日が決まっていなくても、申し込み時点でおおよその希望日を伝える必要があります。
申し込みから契約までの大まかな流れは次のとおりです。
1.物件を探す
2.内見する
3.入居を申し込む
4.入居希望日を伝える
5.入居審査を受ける
6.契約開始日を調整する
7.初期費用を支払う
8.重要事項説明を受ける
9.賃貸借契約を締結する
10.鍵を受け取って入居する
入居希望日を記入しただけで、必ずその日から契約できるとは限りません。
貸主や管理会社との調整後に、正式な契約開始日が決まります。
■入居日を自由に決められる?
入居日は、入居者の希望だけで自由に決められるとは限りません。
物件の募集状況、室内の工事、貸主の意向などによって、契約を開始できる時期が異なるためです。
例えば、すでに入居可能な空室では、申し込みから長期間先まで家賃の発生を待ってもらうことが難しい場合があります。
一方、前の入居者がまだ住んでいる物件や、退去後の工事を予定している物件では、契約開始日をすぐに設定できないことがあります。
主に次の内容を確認しながら入居日を調整します。
・現在空室か
・前の入居者が退去しているか
・室内の清掃や修繕が完了しているか
・入居審査にかかる期間
・契約手続きに必要な日数
・貸主が希望する契約開始時期
・入居者が希望する引っ越し時期
入居時期に希望がある場合は、物件を申し込む前に不動産会社へ伝えましょう。
■すぐ入居できる物件とは?
物件情報に「即入居可」と記載されていても、申し込んだ当日に鍵を受け取れるという意味ではありません。
一般的には、室内の清掃や修繕が完了し、契約開始日の調整が可能な状態を指します。
実際に入居するためには、入居審査、契約書類の作成、初期費用の支払い、重要事項説明、契約手続きなどが必要です。
保証会社や管理会社の審査、必要書類の準備状況によっては、入居までに日数がかかります。
急いで入居したい場合は、次の内容を早めに準備しましょう。
・本人確認書類
・収入を確認できる書類
・勤務先の情報
・緊急連絡先の情報
・保証人が必要な場合の情報
・初期費用
・印鑑など契約に必要なもの
書類の不足や申込内容の確認に時間がかかると、希望日に間に合わない可能性があります。
■入居日から家賃が発生する?
一般的には、賃貸借契約に記載された契約開始日から家賃が発生します。
実際に部屋へ入った日、荷物を運び込んだ日、住民票を移した日から発生するわけではありません。
例えば、契約開始日が9月20日で、引っ越し日が9月25日の場合、通常は9月20日から家賃が発生します。
月の途中から契約を開始する場合は、契約開始日から月末までの日割り家賃が初期費用に含まれることがあります。
日割り家賃の計算方法は契約によって異なります。
次の内容を確認しましょう。
・契約開始日
・日割り家賃の日数
・日割り計算の方法
・共益費や管理費も日割りになるか
・翌月分の家賃も契約時に支払うか
・フリーレントがある場合の適用期間
初期費用の精算書を受け取ったら、何日分の家賃が計上されているか確認することが大切です。
■鍵はいつ受け取れる?
鍵は、原則として契約開始日以降に受け取ります。
契約手続きや初期費用の支払いが完了していても、契約開始日前に自由に部屋へ入れるとは限りません。
鍵の受け取り方法は、物件や管理会社によって異なります。
・不動産会社の店舗で受け取る
・管理会社の店舗で受け取る
・現地で受け取る
・指定された方法で受け取る
契約開始日が不動産会社や管理会社の定休日に当たる場合は、前営業日に鍵を受け取れることがあります。
ただし、前日に鍵を受け取っても、契約開始日前に室内へ入ったり荷物を搬入したりできるとは限りません。
鍵を受け取れる日時だけでなく、実際に部屋を使用できる日時も確認しましょう。
■入居日と引っ越し日は同じにする?
入居日と引っ越し日を同じ日にすることは可能です。
ただし、鍵の受け取りや移動時間を考える必要があります。
当日の朝に鍵を受け取り、その後に引っ越し業者を待つ場合、鍵の受け取りが遅れると作業開始に間に合わない可能性があります。
また、契約開始日が不動産会社の休業日で、鍵の受け取り方法を確認していなかった場合も注意が必要です。
余裕を持って引っ越したい場合は、契約開始日の翌日以降に引っ越しを設定する方法もあります。
ただし、その期間も家賃は発生します。
入居日と引っ越し日を決めるときは、次の内容を確認しましょう。
・鍵を受け取れる時間
・引っ越し業者の到着時間
・現在の住居からの移動時間
・電気、ガス、水道を利用できるか
・ガスの開栓に立ち会いが必要か
・大型家具や家電の搬入時間
・建物の搬入ルール
マンションによっては、引っ越し日時や共用部分の使用について事前連絡が必要になる場合があります。
■現在の住居と家賃が重なることはある?
住み替えでは、現在の住居と新しい住居の家賃が重なる期間が生じることがあります。
現在の賃貸借契約には、解約予告期間が定められています。
例えば、退去日の1か月前までに解約通知が必要な契約では、連絡した日からすぐに家賃が止まるわけではありません。
一方、新しい物件では、審査承認後から一定期間内に契約開始を求められることがあります。
そのため、現在の部屋の契約終了日より前に、新居の家賃が発生する可能性があります。
家賃が重なる期間を短くしたい場合は、次の内容を確認しましょう。
・現在の契約の解約予告期間
・退去月の日割り計算の有無
・新居の契約開始日
・新居の家賃発生日
・引っ越しできる日
・退去立ち会いの日程
・鍵の返却方法
ただし、家賃の重複を避けることだけを優先し、次の物件が確定する前に現在の部屋を解約するのは注意が必要です。
■新しい物件が決まる前に現在の部屋を解約してよい?
新居の入居審査や契約が確定する前に、現在の部屋を解約することにはリスクがあります。
希望していた物件の審査に時間がかかったり、契約条件が合わなかったりした場合、現在の部屋の退去日までに新居が決まらない可能性があるためです。
一度提出した解約通知は、必ず取り消せるとは限りません。
すでに次の入居者の募集を始めている場合などは、退去日の変更や解約の撤回が認められない可能性があります。
住み替えを進めるときは、次の順番を意識しましょう。
1.現在の賃貸借契約書を確認する
2.解約予告期間を把握する
3.新しい物件を探す
4.入居時期を相談する
5.新しい物件へ申し込む
6.審査結果と契約条件を確認する
7.新居の契約開始日を調整する
8.現在の部屋の解約日を決める
9.引っ越し日を予約する
現在の住居をいつ解約するか迷う場合は、申し込み時に不動産会社へ相談しましょう。
■退去予定の物件を申し込む場合
まだ前の入居者が住んでいる「退去予定」の物件は、申し込み時点で正確な入居日が確定していないことがあります。
前の入居者が退去した後に室内を確認し、清掃や修繕の内容が決まるためです。
工事の進み方によっては、予定していた入居可能日が変更される可能性があります。
退去予定の物件を申し込む場合は、次の内容を確認しましょう。
・前の入居者の退去予定日
・室内を確認できる時期
・清掃や修繕にかかる予定期間
・入居可能日の見込み
・入居日が変更された場合の対応
・内見前に契約する必要があるか
現在の住居の退去日や引っ越し業者を早く確定すると、入居可能日が変更された場合に調整が難しくなることがあります。
確定している日程と予定段階の日程を分けて把握しましょう。
■新築物件の入居日は変更されることがある?
建築中の新築物件では、完成予定日や入居開始予定日が案内されます。
ただし、天候、資材の納入状況、工事の進捗などにより、完成日や入居開始日が変更される可能性があります。
新築物件を申し込む場合は、予定日が変更される可能性も考え、現在の住居の解約日や引っ越し日を調整する必要があります。
特に遠方からの転居、転勤、入学などで日程を変更しにくい場合は、入居可能日の確定時期を確認しておきましょう。
■入居日を変更したい場合
申し込み後に入居希望日を変更したい場合は、早めに不動産会社へ連絡しましょう。
契約書の作成前であれば調整できる可能性がありますが、必ず希望どおりに変更できるとは限りません。
すでに貸主の承諾を得て募集を停止している場合、契約開始日を大幅に遅らせることが難しいこともあります。
また、契約書の作成後や契約締結後に変更する場合は、書類の作り直しや貸主・管理会社の承諾が必要になる可能性があります。
変更を希望する場合は、次の内容を伝えましょう。
・現在決まっている契約開始日
・希望する新しい契約開始日
・変更したい理由
・引っ越し予定日
・現在の住居の退去日
自己判断で引っ越し日だけを変更しても、契約上の家賃発生日が自動的に変わるわけではありません。
■フリーレントがある場合の入居日
フリーレントとは、契約開始後の一定期間について家賃が無料になる契約条件です。
フリーレントが付いている場合でも、契約開始日そのものが遅くなるとは限りません。
また、家賃は無料でも、共益費、管理費、駐車場代などは支払いが必要になる場合があります。
次の内容を確認しましょう。
・契約開始日
・フリーレントの開始日と終了日
・無料になる費用
・本人が支払う費用
・短期解約違約金の有無
・一定期間内に解約した場合の条件
「家賃1か月無料」という表示だけで判断せず、契約条件を確認することが大切です。
■電気・ガス・水道の手続きも忘れずに
入居日や引っ越し日が決まったら、電気、ガス、水道などの開始手続きを行います。
手続きが遅れると、引っ越し当日に利用できない可能性があります。
特にガスは、開栓時に立ち会いが必要になることがあります。
主な手続きは次のとおりです。
・電気の利用開始
・ガスの利用開始と開栓予約
・水道の利用開始
・インターネット回線
・郵便物の転送
・住民票などの住所変更
・火災保険の契約開始日確認
電気やガスの契約先が指定されている場合もあるため、契約時に確認しましょう。
■入居日を決める前の確認項目
入居希望日を決める際は、次の内容を整理しておくとスムーズです。
・いつから新居の家賃が発生してもよいか
・初期費用をいつ支払えるか
・現在の住居の解約予告期間
・現在の住居の退去予定日
・勤務先や学校の開始日
・引っ越し可能な日
・引っ越し業者の空き状況
・鍵の受け取り日時
・電気、ガス、水道の開始日
・家賃が重なる場合の予算
入居希望日が明確になっていない場合でも、分かる範囲で不動産会社へ伝えましょう。
希望する日程と物件側の条件を確認しながら、契約開始日を調整することが大切です。
■埼玉県で入居時期にお悩みの方へ
スマイファミリー大宮店では、大宮を中心に埼玉県内のお部屋探しについてご相談を承っています。
「いつから家賃が発生するか知りたい」
「現在の部屋との家賃の重複を抑えたい」
「急いで入居できる物件を探したい」
「退去予定の物件へ申し込みたい」
「転勤や入学に合わせて入居日を調整したい」
「初期費用を支払える時期から物件を探したい」
このような場合も、入居希望日、現在の住居の解約予告期間、初期費用、審査に必要な期間などを確認しながら、無理のない日程を整理します。
賃貸契約における入居日は、一般的に契約開始日であり、家賃が発生する日です。
鍵を受け取る日や実際に引っ越す日と異なる場合があるため、それぞれの日程を分けて確認しましょう。
埼玉県で賃貸物件の入居日、家賃発生日、鍵の受け取り、引っ越し時期についてお悩みの方は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。
