
クレジットカードの延滞があっても賃貸審査に通る?信用情報・保証会社・スマホ分割を解説
賃貸物件を申し込もうとしている方のなかには、
「クレジットカードを延滞したことがあるけど部屋を借りられる?」
「いわゆるブラックでも賃貸審査に通る?」
「CICを見られる?」
「カードローンが残っていると審査に落ちる?」
「スマホ料金を滞納したことがある」
「携帯本体の分割払いが遅れた」
「家賃保証会社によって審査は違う?」
「昔の延滞があることを不動産会社へ言った方がいい?」
と不安を感じることがあると思います。
結論からいうと、
クレジットカードの支払いが遅れたことがあるからといって、すべての賃貸物件を借りられないと決まっているわけではありません。
賃貸審査では、
・貸主
・管理会社
・家賃保証会社
などによって確認内容が異なります。
そして家賃保証会社についても、
すべての会社が同じ情報を使って審査しているわけではありません。
一部には個人信用情報機関を利用する仕組みを持つ保証会社があります。例えばオリコフォレントインシュアは、保証契約等の審査に際して信用情報機関の情報を利用することを案内しており、加盟する信用情報機関としてCICを公表しています。
そのため、
「カード延滞がある=賃貸審査は全部無理」
とも、
「クレジットカードは賃貸と関係ない」
とも一律には言えません。
今回は、埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬で賃貸物件を探している方へ、クレジットカード・ローン・スマホ分割・信用情報と賃貸審査の関係を詳しく解説します。
■そもそも「信用情報」とは?
信用情報とは、
・クレジットカード
・ローン
・分割払い
などの契約や支払い状況に関する情報です。
CICは、信用情報について「クレジットやローンの契約や申込みに関する客観的な取引事実」と説明しています。
例えばCICが保有する情報には、
・契約内容
・残債額
・請求額
・入金額
・入金履歴
・延滞
・保証履行
・契約終了状況
などがあります。
■「ブラックリスト」というリストがある?
一般的には、
「ブラックになった」
「ブラックリストに載った」
という言い方が使われますが、
CICやJICCに「ブラックリスト」という名称のリストが存在するわけではありません。
CIC、JICCともに、保有しているのは契約内容や支払状況などの客観的な信用情報だと説明しています。
つまりこの記事でも、
「ブラック」
という言葉だけで判断するのではなく、
実際にどのような支払い状況があるのか
を考えることが重要です。
■クレジットカードを1回遅れただけで賃貸審査は無理?
そうとは限りません。
支払いが遅れた場合、その事実が信用情報へ反映されることがありますが、そこから先の審査結果は各社が独自に判断します。
CICも、支払いの遅れが登録されていても、それだけで利用可否が自動的に決まるのではなく、各クレジット会社が独自の基準で総合的に判断すると案内しています。
賃貸の保証審査についても、
「過去に一度遅れた=すべての保証会社で否決」
とは考えない方がよいでしょう。
■ではクレジットカード延滞は賃貸審査と関係ある?
保証会社によります。
すべての家賃保証会社がCICやJICCなどの信用情報を使うわけではありません。
一方、信用情報機関を利用する保証サービスもあります。
例えばオリコフォレントインシュアの現在の個人情報取扱条項では、信用情報を支払能力等の調査に利用すること、CICへ加盟していることが案内されています。
つまり、
申し込む物件でどの保証会社を使うか
によって確認内容が変わる可能性があります。
■家賃保証会社とは?
家賃保証会社は、借主が家賃を支払えなくなった場合などに、契約内容に基づき貸主側へ家賃等を支払い、その後借主へ請求する仕組みを提供する会社です。
国土交通省には家賃債務保証業者の登録制度があり、一定の要件を満たす業者を登録・公表しています。
ただし、この登録は任意制度であり、登録していない会社が家賃債務保証業を営めないという制度ではありません。
スマイファミリーHPでは、家賃保証会社と連帯保証人の違いについて別の記事で詳しく解説しています。
→
「埼玉の賃貸契約で連帯保証人は必要?家賃保証会社との違いや費用を解説」
■保証会社なら全部同じ審査?
違います。
保証会社ごとに、
・申込者の属性
・収入
・勤務先
・勤続期間
・家賃
・過去の取引状況
・本人確認
・緊急連絡先
など、確認方法や審査基準は異なります。
そのため、
A社では承認されなかった
↓
別の物件でB社へ申し込む
という場合に、必ず同じ審査結果になるとは限りません。
■不動産会社が保証会社を自由に選べる?
必ずしも自由ではありません。
多くの賃貸物件では、
貸主・管理会社が利用する保証会社を指定
しています。
例えば、
「この物件を契約する場合は○○保証を利用」
という条件です。
そのため、
「自分はこの保証会社を使いたくありません」
と言って自由に変更できるとは限りません。
■保証会社の審査に落ちたら理由を教えてもらえる?
詳細な理由が開示されないことがあります。
審査結果が、
承認
条件付き承認
否決
などで通知されても、
「クレジットカード延滞が原因です」
と具体的な理由まで示されるとは限りません。
信用情報機関であるJICCも、審査そのものは加盟会社が行うため、JICC側では審査に落ちた理由は分からないと案内しています。
■CICに情報があったら審査落ち?
違います。
クレジットやローンを利用していれば、契約や支払いに関する情報が登録されることがあります。
信用情報が存在すること自体が問題なのではありません。
重要なのは、その内容です。
CICには契約内容、残高、入金状況、延滞等の情報が登録されます。
■長期延滞と数日の遅れは同じ?
同じように考えない方がよいです。
CICでは「異動情報」について、貸金統計上、約定返済日から61日以上または3か月以上支払いが延滞しているものと説明しています。
ただし、
61日未満なら賃貸審査に絶対影響しない
という意味ではありません。
どの情報をどのように評価するかは、審査を行う会社によって異なります。
■支払いを済ませればすぐ情報は全部消える?
すぐにすべて消えるとは限りません。
CICやJICCでは、契約内容や返済・支払状況についてそれぞれ保有期間を定めています。
JICCでは、契約内容や返済状況について、契約終了後5年以内など一定の登録期間が定められています。
そのため、
「昨日全額払ったので、今日から過去の情報は全部なくなる」
とは限りません。
■カードローンがあるだけで賃貸審査に落ちる?
一律には言えません。
ローン残高があることと、
返済が遅れていること
は別です。
また、保証会社がどの情報を確認するかも異なります。
借入があるからという一点だけで、すべての賃貸物件が契約不可になるとは決まっていません。
■リボ払いを使っている場合は?
リボ払いを利用していることだけで、
「賃貸不可」
とは言えません。
ただし毎月、
家賃
+カード返済
+ローン返済
+生活費
が必要になるため、入居後の生活負担は考えておきましょう。
■キャッシングを利用している場合は?
同様です。
キャッシング契約があるという事実だけではなく、
・返済状況
・残高
・毎月の収入
・希望家賃
などを含めて考える必要があります。
■スマホ料金の滞納も信用情報に載る?
ここはよく誤解されます。
JICCでは、
携帯電話の通話料金等だけの未払いであれば、割賦商品ではないため信用情報機関には登録されない
と案内しています。
ただし、
・スマホ料金をクレジットカード払いにしていて、そのカード支払いを延滞した場合
・携帯電話本体を分割購入し、その割賦料金を延滞した場合
などは、信用情報へ影響する可能性があります。
■スマホ本体の分割払いはローンのようなもの?
端末を分割購入している場合、その割賦契約について信用情報が登録されることがあります。
そのため、
「携帯料金だからクレジットとは全く関係ない」
とは限りません。
特に、
端末代
+通信料金
をまとめて支払っている場合は、自分が何を滞納していたのか確認しましょう。
■電気・ガス・水道の滞納も信用情報に載る?
直接支払っている公共料金の支払情報について、JICCは信用情報として登録されないと案内しています。
ただし、
公共料金をクレジットカードで支払い
↓
クレジットカード自体を延滞
した場合、そのカードの延滞情報が登録される可能性があります。
■税金を滞納したらCIC・JICCに載る?
JICCでは、税金を直接支払う場合の支払情報はJICCへ登録されないと案内しています。
ただし、
税金の滞納と賃貸審査が必ず完全に無関係
という意味ではありません。
信用情報機関のデータと、貸主・管理会社が確認する内容は分けて考える必要があります。
■家賃滞納とクレジットカード延滞は同じ?
同じではありません。
クレジットカード・ローンの支払状況と、
賃貸住宅の家賃支払い状況
は別の取引です。
ただし家賃保証会社を利用していて、
・家賃滞納
・保証会社による立替
・未払い
などがある場合、その保証会社の今後の審査などへ影響する可能性があります。
スマイファミリーの既存記事でも、保証会社利用中に家賃を滞納した場合、今後の契約や更新へ影響する可能性があることを解説しています。
■過去に家賃滞納がある場合は?
まず現在の状況を整理しましょう。
例えば、
・何か月滞納したか
・現在は支払済みか
・まだ未払いがあるか
・保証会社が立て替えたか
・現在も同じ保証会社を使っているか
などです。
昔一度遅れたことがあるのか、現在も未払いなのかでは状況が大きく違います。
■今も家賃を滞納している場合
新居探しと同時に、現在の住居の滞納状況も整理する必要があります。
現在の家賃を払えていない状態で、さらに高額な新居へ申し込む場合、家賃負担そのものを見直した方がよいケースもあります。
■延滞があることを不動産会社へ言った方がいい?
聞かれていない個人情報をすべて自分から細かく説明する必要はありません。
ただし、
「以前保証会社で家賃滞納がある」
「現在も家賃未払いがある」
「保証会社の審査に何度か通らなかった」
など、物件選びに大きく関係する状況がある場合は、早い段階で不動産会社へ相談した方が物件を探しやすい場合があります。
■「カード延滞あり」とだけ伝えればいい?
状況を整理して伝えましょう。
例えば、
「5年前に一度カード支払いが遅れました」
と、
「現在複数のカードが長期間延滞しています」
では状況が違います。
不安がある場合でも、
「ブラックです」
だけでは正確な状態が分かりません。
■自分の信用情報を確認できる?
本人は信用情報機関の開示制度を利用して、自分自身の信用情報を確認できます。
例えばCIC・JICCでは、それぞれ本人向けの情報開示制度があります。
ただし開示結果には重要な個人情報が含まれます。
JICCも、開示結果を不動産会社などの第三者へ提供することについて、個人情報の取り扱いに十分注意するよう案内しています。
つまり、
自分で状態を確認すること
と、
その書類を不動産会社へ渡すこと
は別に考えましょう。
■信用情報を開示すれば審査結果も分かる?
分かりません。
信用情報を開示すれば、
どのような情報が登録されているか
を本人が確認できます。
しかし、
「だからこの保証会社の審査に落ちた」
という審査理由までは信用情報機関から分かりません。
JICCも、審査は各社独自基準による総合判断であり、否決理由は分からないとしています。
■CICの情報を消してもらえば審査に通る?
正しい情報を、
「審査に通りたいから消してください」
という理由だけで自由に削除できるものではありません。
登録内容が事実と違う場合には、所定の確認や訂正手続きがあります。
まずは登録内容を確認しましょう。
■何社も保証会社へ申し込めばどこか通る?
自己判断で大量に申し込むのは避けた方がよいでしょう。
物件によって利用できる保証会社は決まっていることがあります。
また、
物件A
物件B
物件C
へ同時に申し込めばよい、というものでもありません。
現在の状況を不動産会社へ伝え、
申込み可能な物件を順番に確認する
方がスムーズです。
■保証会社だけ通れば賃貸契約できる?
必ずではありません。
賃貸申込みでは、
保証会社:承認
↓
管理会社・貸主:確認
ということもあります。
反対に、貸主側の条件を満たしていても、指定保証会社の審査を通過できず契約できない場合もあります。
■収入が高ければ延滞があっても大丈夫?
一律には言えません。
例えば、
年収800万円
でも、支払い状況について保証会社が懸念を持つ可能性はあります。
反対に年収が高くなくても、
家賃とのバランス
安定した勤務
支払い状況
などを確認して審査されます。
年収だけで決まるものではありません。
■正社員なら信用情報は関係ない?
これも保証会社によります。
正社員で、
勤続10年
年収500万円
だったとしても、使用する保証会社が信用情報を確認する仕組みを持っている場合は、それとは別に支払状況が確認材料になる可能性があります。
■フリーターの場合はさらに不利?
「フリーター+カード延滞だから絶対無理」
という一律のルールではありません。
雇用形態と、クレジット等の支払状況は別の確認項目です。
スマイファミリーHPでは、フリーター・アルバイト勤務の方の給与明細、勤続期間、掛け持ちなどについて詳しく解説しています。
→
「フリーターでも賃貸審査に通る?アルバイト収入・勤続年数・必要書類を解説」
■無職なら信用情報がきれいでも審査できる?
信用情報に問題がないから、
無職でも必ず審査に通る
という意味ではありません。
賃貸審査では、
・現在の収入
・勤務状況
・預貯金
・家賃
・保証会社
なども確認します。
スマイファミリーHPでは、無職・求職中の方について、預貯金や必要書類などを別の記事で詳しく解説しています。
→
「無職・求職中でも賃貸物件を借りられる?審査前に準備したい書類と預貯金の確認点」
■親を契約者にすれば解決する?
物件によっては親族契約を相談できる場合があります。
ただし、
本人が審査に不安だから、実際の入居者を隠して親本人が住むように申し込む
ことは避けましょう。
親族契約を認める物件なら、
契約者:親
入居者:本人
として正確に申し込みます。
■連帯保証人を付ければ保証会社の審査は不要?
物件によります。
親などの連帯保証人を用意できても、
保証会社加入が必須
という物件があります。
逆に保証会社+緊急連絡先で、連帯保証人を求めない場合もあります。
■家賃を低くすれば審査しやすくなる?
家賃と収入のバランスは賃貸審査で重要な要素の一つです。
例えば、
月収25万円
家賃14万円
より、
月収25万円
家賃7万円
の方が毎月の家賃負担は軽くなります。
ただし、
家賃を下げれば過去の支払状況がすべて関係なくなる
という意味ではありません。
■申込み前に整理しておきたいこと
クレジットや家賃の支払いについて不安がある方は、次を整理しておきましょう。
・現在の勤務先
・月収、年収
・勤続年数
・希望家賃
・現在の家賃滞納の有無
・過去に利用した保証会社
・現在未払いが残っているか
・カード等の支払状況
・提出できる収入証明
・緊急連絡先
・必要に応じて預貯金
すべてを不動産会社へ提出するという意味ではありません。
まず、
自分自身で現在の状況を把握しておく
ことが重要です。
■「審査が怖いから申し込まない」はもったいない
クレジットカードの延滞歴などに不安があると、
「どうせ審査に落ちる」
と思って物件探し自体を諦めてしまう方もいます。
しかし、保証会社によって審査方法は異なります。
さらに、
貸主
管理会社
保証会社
それぞれが同じ情報だけを確認するわけではありません。
過去に支払いが遅れた経験があることと、今後すべての賃貸住宅を借りられないことは同じではありません。
■よくある質問
Q. クレジットカードを延滞したことがあると賃貸審査に落ちますか?
必ずではありません。保証会社によって確認する情報や審査方法は異なります。一部には信用情報機関を利用する保証会社もあります。
Q. 「ブラックリスト」に載っているか確認できますか?
CIC・JICCともに「ブラックリスト」という名称のリストはないと案内しています。本人は開示制度を利用して、自分の契約・支払状況などを確認できます。
Q. スマホ料金を滞納したことがあります。
通話料金等のみの未払いと、端末代の分割払いでは扱いが異なります。携帯本体の割賦料金が延滞基準に該当すれば、延滞情報が登録される場合があります。
Q. 電気代を滞納したらCICに載りますか?
公共料金を直接支払っている場合、その支払情報はJICCには登録されません。ただしクレジットカード払いでカード自体を延滞した場合は別です。
Q. カードローンが残っているだけで審査不可ですか?
一律には言えません。借入残高があることと、返済を延滞していることは別です。また、賃貸保証会社によって審査基準が異なります。
Q. 自分のCICやJICCを不動産会社へ提出した方がいいですか?
自己判断で提出する必要はありません。特に開示結果には重要な個人情報が含まれます。JICCも第三者へ提供する際には十分注意するよう案内しています。
Q. 一つの保証会社に落ちたら、もう部屋は借りられませんか?
一つの保証会社の審査結果だけで、すべての保証会社・すべての賃貸物件を契約できないと決まるわけではありません。利用する保証会社や物件条件によって確認内容は異なります。
■関東で賃貸審査に不安がある方へ
スマイファミリー大宮店では、埼玉を中心に、東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬で、賃貸審査に不安がある方のお部屋探しについてもご相談を承っています。
「クレジットカードの支払いが遅れたことがある」
「以前、保証会社の審査に通らなかった」
「スマホ本体の分割払いを延滞したことがある」
「家賃滞納の経験がある」
「無職・求職中で審査が不安」
「フリーターでも借りられる物件を探したい」
「親族契約も含めて相談したい」
このような場合も、
現在の収入
+ 勤務状況
+ 希望家賃
+ 過去・現在の支払状況
+ 保証会社
+ 緊急連絡先
+ 契約方法
を整理しながら物件をお探しします。
家賃保証会社には国土交通省の登録制度もあり、2026年8月13日時点で123事業者が登録されていますが、保証会社ごとの審査内容は同一ではありません。
大切なのは、
「過去にカードの支払いが遅れた=もう賃貸は借りられない」
と自己判断することではありません。
現在の状況を整理し、
どの契約方法・保証会社・家賃帯なら相談できるのか
を確認しながらお部屋を探すことが重要です。
埼玉・東京・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬で、クレジットカード延滞・保証会社・賃貸審査について不安がある方は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。
