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賃貸の都市ガスとプロパンガスは何が違う?料金・開栓・契約前の確認ポイント

お部屋探しガイド

賃貸物件を探していると、設備欄に、

「都市ガス」
「プロパンガス」
「LPガス」

と書かれていることがあります。

家賃や間取りを重視して物件を探していると、ガスの種類まではあまり気にしない方もいらっしゃると思います。

しかし、実際に生活を始めると、

「都市ガスとプロパンガスは何が違う?」
「プロパンガスは必ず高い?」
「ガス会社は自分で選べる?」
「契約前にガス料金を確認できる?」
「ガスコンロはそのまま使える?」
「引っ越した当日からお湯は使える?」

といった疑問が出てくることがあります。

毎月の住宅費は家賃だけではありません。

電気、ガス、水道、インターネットなどの生活費も含めて考えることで、入居後の負担をイメージしやすくなります。

今回は、埼玉県内で賃貸物件を探している方へ、都市ガスとプロパンガスの違い、料金確認、開栓、ガス機器など、契約前に確認しておきたいポイントを解説します。

■都市ガスとは?

都市ガスは、道路などに整備されたガス導管を通して建物へ供給されるガスです。

一般家庭向けの都市ガスでは、主に液化天然ガス(LNG)を原料とするガスが利用されています。

建物が都市ガスの供給区域内にあり、ガス管などの設備が整っている場合に利用できます。

物件情報では、

「都市ガス」

と表示されることが一般的です。

ただし、同じ市内でもすべての建物が都市ガスとは限りません。

周辺の建物が都市ガスでも、検討している物件はLPガスということもあります。

物件ごとに設備欄を確認しましょう。

■プロパンガス・LPガスとは?

一般的に「プロパンガス」と呼ばれているものは、LPガス(液化石油ガス)です。

戸建住宅や集合住宅では、ガスボンベなどから建物へ供給する方式が使われています。

資源エネルギー庁などでは、シリンダーなどによって家庭へ供給するLPガス販売について説明しています。

物件情報では、

「プロパンガス」
「LPガス」

のどちらかで表示されることがあります。

基本的には同じものとして確認して問題ありません。

■都市ガスとLPガスは何が違う?

大きな違いの一つが供給方法です。

都市ガスは道路などの導管を通して供給されます。

LPガスは、ボンベなどを利用して各建物へ供給される方法があります。

また、使用するガスの性質や対応するガス機器にも違いがあります。

そのため、現在使用しているガスコンロを新居へ持っていく場合は、新居のガス種類に対応しているか確認する必要があります。

■都市ガスなら必ず安い?

「都市ガスは安い、プロパンガスは高い」

と聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

実際には、ガス料金は契約する事業者、料金プラン、使用量、地域などによって異なるため、ガスの種類だけで毎月の金額を断定することはできません。

同じLPガスでも販売事業者によって料金設定が異なる場合があります。

また都市ガスも、契約する小売事業者やプランによって料金条件が異なります。

物件を比較するときは、

「都市ガスだから安いはず」
「LPガスだから絶対高い」

と決めつけず、実際の料金条件を確認しましょう。

■家賃が安くても光熱費を含めると変わることがある

例えば、

A物件
家賃65,000円

B物件
家賃68,000円

だった場合、家賃だけを見るとA物件の方が毎月3,000円安くなります。

しかし、

・ガス料金
・管理費
・インターネット代
・駐車場代
・その他月額費用

まで含めると、実際の毎月の支払い差は変わる可能性があります。

お部屋探しでは、家賃だけではなく、

「毎月生活するためにいくら必要になるか」

という視点で比較すると分かりやすくなります。

■LPガス料金は契約前に確認できる?

LPガスの賃貸住宅については、料金の透明化を進める制度改正が行われています。

経済産業省は、賃貸住宅の入居希望者が契約前にLPガス料金を把握しやすくするため、LPガス事業者による料金情報提供のルールを整備しています。入居希望者から求められた場合などに、料金情報を提供する仕組みが設けられています。

LPガスの物件を検討していて料金が気になる場合は、

「基本料金はいくらですか?」
「従量単価はいくらですか?」
「どのLPガス会社ですか?」

などを不動産会社へ確認してみましょう。

確認できる資料がある場合は、契約前に見ておくと安心です。

■2025年からLPガス料金のルールが変わった

LPガスについては、2025年4月2日から料金表示に関する新しいルールが施行されています。

LPガス料金を請求する際には、

・基本料金
・従量料金
・設備料金

を分けて示す三部料金制が求められるようになりました。

さらに、新たに締結される賃貸住宅向けのLPガス契約では、ガス器具などの消費設備費用についてもLPガス料金へ計上しないルールが設けられています。

以前は、賃貸住宅の設備費用がLPガス料金へ上乗せされていることが料金の分かりにくさにつながっていると指摘されていました。こうした商慣行を見直し、料金を分かりやすくすることが制度改正の目的の一つです。

■基本料金とは?

LPガスでは、ガスをあまり使わない月でも基本料金が発生する料金体系があります。

基本料金には、ガス供給に必要な設備や保安などに関する固定的な費用が含まれる料金体系が一般的です。

そのうえで、使用量に応じた従量料金が加算されます。

そのため、

「ほとんどガスを使わなかったから料金は0円」

とは限りません。

詳しい料金体系は契約するガス会社へ確認しましょう。

■従量料金とは?

従量料金は、使用したガス量に応じて計算される料金です。

例えば、

・お風呂
・シャワー
・ガスコンロ
・ガス給湯器

などを使用するほどガス使用量が増える可能性があります。

特に冬はお湯を使う量が増えたり、水温が低くなったりするため、ガス使用量が増える家庭もあります。

過去の請求額だけを見るのではなく、季節によって変動する可能性も考えておきましょう。

■「設備料金」と書かれていたら?

2025年4月から、LPガス料金は基本料金・従量料金・設備料金の3つに分けた表示が求められています。

設備料金が発生しない場合も、料金内訳として分かる形で表示されます。

請求書を見て分からない項目がある場合は、LPガス事業者へ確認しましょう。

料金の内訳を理解しておくことで、

「何にいくら支払っているのか」

を把握しやすくなります。

■LPガス会社は自分で変更できる?

賃貸集合住宅では、建物全体で特定のLPガス事業者を利用している場合があります。

その場合、入居者一人の判断で自由に別の会社へ変更できるとは限りません。

特に集合住宅では、

「この会社の料金が高いから自分だけ別会社にしたい」

という変更が難しいことがあります。

LPガス料金を気にする方は、入居後ではなく契約前に料金を確認することが重要です。

■都市ガス会社なら自由に選べる?

都市ガスについては、2017年4月から家庭向けを含むガス小売が全面自由化されています。

ただし、どの事業者でもすべての地域・建物へ供給できるとは限りません。

新居で利用できるガス会社やプランを確認したうえで契約します。

また、賃貸物件の契約条件などで案内される供給方法がある場合は、その内容を確認しましょう。

■ガスコンロは都市ガス用とLPガス用で違う

現在使用しているガスコンロを新居へ持っていく場合は注意が必要です。

ガスコンロには、

・都市ガス用
・LPガス用

があります。

対応していない種類のガスでそのまま使用することは避けなければなりません。

引っ越し前に、現在のコンロの表示を確認しましょう。

分からない場合は、ガス会社やメーカーへ確認してください。

■備え付けコンロなら確認不要?

システムキッチンなど、物件設備としてガスコンロが設置されている場合は、その物件のガスに対応した設備になっています。

ただし、

・コンロ付き
・ガスコンロ設置可
・コンロなし

では意味が異なります。

物件情報や内見時に確認しましょう。

コンロを自分で準備する必要がある場合は、新居のガス種類を確認してから購入する方が安心です。

■IHならガスの種類は関係ない?

調理については、IHクッキングヒーターを使用する物件であればガスコンロは使用しません。

ただし、お湯についてはガス給湯器を使用している場合があります。

キッチンがIHだから、

「この部屋はガスを使わない」

とは限りません。

確認したいのは、

・キッチン
・給湯
・お風呂

などで何のエネルギーを使用しているかです。

■オール電化ならガス契約は不要?

オール電化住宅では、調理や給湯などを電気で行う設備構成になっており、ガス契約が不要な場合があります。

ただし、募集情報の設備内容を確認しましょう。

「IHコンロがある=必ずオール電化」

ではありません。

ガス給湯器を併用している物件もあります。

■ガスの開栓には立ち会いが必要?

引っ越し先でガスを使用するときは、事前にガス会社へ使用開始手続きを行います。

ガスの使用開始では、安全確認などのため立ち会いが必要になる場合があります。

スマイファミリーの既存の引っ越し手続き記事でも、ガスは使用開始時の立ち会いが必要になることがあるため、早めの予約を案内しています。

引っ越し当日に、

「お湯が出ない」
「お風呂に入れない」

とならないよう、入居日が決まったら早めに手続きをしましょう。

■鍵をもらう前に開栓できる?

ガス開栓の立ち会いには、室内へ入れる必要があります。

そのため、鍵を受け取る前には対応できない場合があります。

契約開始日、鍵渡し日、引っ越し日を確認し、ガス会社と立ち会い日時を調整しましょう。

引っ越し繁忙期は希望日時が埋まる可能性もあるため、早めに予約すると安心です。

■ガス会社は誰が教えてくれる?

賃貸契約時に、

・管理会社
・不動産会社
・入居案内

などからガス会社について案内される場合があります。

建物の外にLPガス会社の表示がある場合もあります。

分からない場合は、自分で推測して契約せず、不動産会社や管理会社へ確認しましょう。

■現在住んでいる家のガス停止も忘れずに

新居の開始手続きだけでなく、現在住んでいる物件のガス停止手続きも必要です。

引っ越しが決まったら、

・旧居の停止日
・新居の開始日
・立ち会いの有無
・最終料金の支払い方法

などを確認しましょう。

旧居と新居の手続きを同じ日に行う場合は、引っ越し時間も考えて予約することが大切です。

■お風呂をよく使う人はガス料金も確認する

ガス使用量の中でも、給湯は大きな割合を占める場合があります。

例えば、

・毎日湯船につかる
・家族人数が多い
・シャワー時間が長い
・追い焚きを頻繁に使う

という家庭では、ガス使用量が増える可能性があります。

毎月の光熱費を重視する方は、家賃だけでなく給湯設備やガス料金も確認するとよいでしょう。

■一人暮らしでも確認した方がいい?

一人暮らしだからガス料金を気にしなくてもよいとは限りません。

例えば、

・毎日自炊する
・湯船につかる
・在宅時間が長い

という方と、

・外食中心
・シャワー中心
・昼間ほとんど不在

という方では、使用量が異なります。

自分の生活スタイルを考えて比較しましょう。

■ファミリー世帯は毎月の差も考える

家族が多い場合、給湯や調理で使用するガス量が多くなる可能性があります。

月々の差が小さく見えても、1年、2年と住み続ければ支払総額の差が大きくなる場合があります。

ファミリー向け物件を比較するときは、

・家賃
・管理費
・駐車場
・ガス
・電気
・インターネット

など、毎月の固定費・生活費をまとめて考えるとよいでしょう。

■ガス料金だけで物件を決めない

都市ガスの物件を条件にすると、エリアによっては候補が少なくなる場合があります。

例えば、

「都市ガス」
「駅徒歩10分以内」
「築浅」
「2LDK以上」
「駐車場あり」

など、多くの条件を設定すると物件数が限られる可能性があります。

LPガスの物件でも、

・家賃が安い
・駅に近い
・設備が充実している
・初期費用が安い

など、別のメリットがある場合があります。

ガス料金だけではなく、毎月の総額と住みやすさを比較しましょう。

■同じ建物でもガスの種類が違うことはある?

通常は同一建物内で供給方式が統一されているケースが多いですが、物件情報の掲載内容を自己判断せず、実際の設備を確認しましょう。

特にインターネット上には古い物件情報が残っている場合もあります。

申込みを検討している物件について、最新の募集条件を確認することが大切です。

■契約前にLPガス料金を聞くのは失礼?

問題ありません。

毎月支払う生活費に関係する情報です。

LPガスの物件を検討している場合は、

「ガス会社はどこですか?」
「現在の基本料金と従量料金を確認できますか?」

など、不動産会社へ相談してみましょう。

2024年からは、賃貸住宅の入居希望者がLPガス料金情報を事前に確認しやすくするためのルールも整備されています。

■料金表を見たらどこを確認する?

LPガス料金表を確認できる場合は、

・基本料金
・従量料金
・設備料金
・料金改定に関する案内

などを見てみましょう。

従量料金については、

「1㎥あたり○円」

などと表示される場合があります。

実際の毎月の請求額は使用量によって変わります。

料金表だけを見て月額料金を断定するのではなく、自分の使用量によって変わることを理解しておきましょう。

■前の入居者のガス代を教えてもらえる?

前の入居者が実際に支払っていたガス料金は、個人の使用量や生活スタイルによって大きく異なります。

また、個人情報などの関係で確認できない場合があります。

仮に前入居者の使用額が分かったとしても、

一人暮らし
家族4人
毎日自炊
ほぼ外食

では比較できません。

過去の請求額より、現在の料金表を確認する方が参考にしやすいでしょう。

■申込み前に確認したいポイント

ガス料金を含めて物件を比較したい場合は、次の内容を確認しておくと分かりやすくなります。

・都市ガスかLPガスか
・LPガスの場合の供給会社
・基本料金
・従量料金
・設備料金の表示
・ガスコンロが備え付けか
・自分でコンロを用意するか
・現在のコンロを持ち込めるか
・給湯方式
・ガス使用開始の手続き
・開栓立ち会い
・毎月の管理費やその他費用

すべてを細かく比較する必要はありません。

ただし、光熱費を重視して物件を探している方は、家賃以外の支払いも確認しておくと安心です。

■埼玉県で家賃・光熱費まで考えて賃貸物件を探したい方へ

スマイファミリー大宮店では、大宮を中心に埼玉県内のお部屋探しについてご相談を承っています。

「都市ガスの物件を探したい」
「LPガスの料金を確認してから申し込みたい」
「家賃だけでなく毎月の生活費も抑えたい」
「現在使っているガスコンロを持っていきたい」
「初めて一人暮らしをするのでライフラインの手続きが分からない」
「都市ガスとLPガスの物件を比較したい」

このような場合も、家賃、管理費、ガス設備、インターネット、駐車場など、毎月必要になる費用を整理しながら物件をお探しします。

都市ガスとLPガスには供給方法や料金体系などの違いがあります。

一方、

「都市ガスだから必ず良い」
「LPガスだから借りない方がいい」

と一律に判断する必要はありません。

家賃、立地、設備、初期費用、毎月のガス料金などを含めて、自分の生活に合う物件か比較することが大切です。

特にLPガス物件では、契約前に料金情報を確認できる仕組みが整備され、2025年から料金表示についても新しいルールが施行されています。

埼玉県で都市ガス・LPガスなどの設備条件まで確認しながら賃貸物件をお探しの方は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。



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