
賃貸の鍵交換費用は必須?入居前の交換・合鍵・紛失時の注意点を解説
賃貸物件の初期費用を確認していると、見積書の中に「鍵交換費用」が入っていることがあります。
その際、
「鍵交換は必ずしないといけない?」
「前の入居者が使っていた鍵のままなの?」
「鍵交換費用は誰が払う?」
「鍵を交換しないで初期費用を安くできる?」
「ディンプルキーだと費用が高い?」
「合鍵を勝手に作っても大丈夫?」
「入居後に鍵をなくしたらどうなる?」
と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
鍵は、毎日の防犯に関わる重要な設備です。
一方で、鍵交換の方法、費用、入居者の負担、交換時期などは、すべての賃貸物件で同じではありません。
物件によっては契約時の費用として鍵交換代が設定されている場合もあれば、貸主側で交換する場合、交換方法を選べる場合などがあります。
今回は、埼玉県内で賃貸物件を探している方へ、入居時の鍵交換、費用、合鍵、紛失時の対応など、契約前に確認したいポイントを解説します。
■賃貸物件の鍵交換とは?
賃貸物件では、前の入居者が退去し、新しい入居者が入居するタイミングで玄関の鍵を交換することがあります。
一般的には、玄関ドアにある鍵のシリンダー部分などを変更し、以前使用していた鍵では玄関を開けられない状態にします。
ただし、物件によって鍵の仕組みは異なります。
例えば、
・一般的なシリンダーキー
・ディンプルキー
・カードキー
・暗証番号式
・電子錠
・スマートロック
などがあります。
そのため、「鍵交換」と記載されていても、実際にどのような方法で変更するのかは物件ごとに確認が必要です。
■なぜ入居時に鍵を交換するの?
大きな理由の一つは防犯です。
前の入居者から貸主や管理会社へ鍵が返却されていても、過去に合鍵が作成されていないことまで完全に確認できるとは限りません。
新しい入居者用に鍵を変更することで、以前使われていた鍵で室内へ入れない状態にします。
特に一人暮らしを始める方などは、家賃や間取りだけでなく、鍵の状態についても確認しておくと安心です。
■鍵交換費用は必ず支払う?
すべての賃貸物件で、一律に入居者が鍵交換費用を支払うと決まっているわけではありません。
物件によって、
・貸主負担で交換する
・借主負担で交換する
・契約条件として鍵交換費用が設定されている
・希望する場合のみ交換する
・別の方法で鍵を変更する
など対応が異なります。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の入居者入れ替えに伴う鍵交換について、物件管理上の問題として貸主負担が妥当との考え方が示されています。
一方、実際の契約では鍵交換費用に関する特約などが設定されている場合もあるため、契約書や重要事項説明書にどのように記載されているかを確認することが重要です。
■見積書に鍵交換費用があったら確認すること
初期費用の見積書に鍵交換費用が記載されている場合は、単に金額を見るだけではなく、内容を確認しましょう。
例えば、
・鍵交換は必須か
・希望制か
・どの種類の鍵か
・交換される部分
・鍵を何本受け取れるか
・交換するタイミング
・費用に何が含まれているか
などです。
「鍵交換費用」という項目だけでは、実際の作業内容まで分からない場合があります。
分からない場合は、契約前に不動産会社へ確認しましょう。
■鍵交換をしないことはできる?
物件によっては相談できる場合もありますが、すべての物件で自由に選べるわけではありません。
契約条件として鍵交換が設定されている場合は、
「費用を抑えたいので交換しません」
と借主だけで決められないことがあります。
また、交換を断ることができる場合でも、防犯上どのような状態で引き渡されるのか確認する必要があります。
初期費用を数万円抑えることだけでなく、入居後の安心も考えて判断しましょう。
■「鍵交換済み」か確認できる?
気になる場合は、鍵交換の予定を不動産会社へ確認しましょう。
例えば、
・入居前に交換する予定
・契約後に交換する
・鍵渡しまでに変更する
など、作業時期が決まっている場合があります。
ただし、交換作業へ入居者本人が必ず立ち会えるとは限りません。
管理会社や貸主が手配し、入居前に作業を完了するケースもあります。
確認したい場合は、いつ鍵が変更される予定なのか聞いてみましょう。
■シリンダーとは?
玄関ドアで鍵を差し込む部分を、一般的にシリンダーと呼びます。
鍵交換では、ドア全体を取り替えるのではなく、この部分を交換する方法があります。
そのため、玄関ドア自体は以前と同じでも、前の鍵では開けられない状態にすることができます。
物件によっては、シリンダーそのものを新品へ交換する方法以外の管理方法が採用されている場合もあります。
具体的な交換方法を知りたい場合は管理会社へ確認しましょう。
■ディンプルキーとは?
ディンプルキーは、鍵の表面などに複数のくぼみがあるタイプの鍵です。
賃貸マンションなどでも使用されています。
鍵の種類によって、
・交換費用
・合鍵作成費用
・作成できる店舗
・作成にかかる時間
などが異なります。
一般的な鍵と同じ感覚で近くの店舗ですぐ合鍵を作れるとは限りません。
入居時に受け取れる鍵の本数も確認しておくとよいでしょう。
■カードキーの場合は?
賃貸物件によっては、金属製の鍵ではなくカードキーを使用します。
カードキーの場合は、
・カードを何枚受け取れるか
・追加発行できるか
・紛失時の費用
・退去時に何枚返却するか
などを確認しましょう。
物件によってシステムが異なるため、紛失時の対応も一律ではありません。
■暗証番号式や電子錠の場合
暗証番号や電子錠を利用する物件もあります。
この場合、入居者の入れ替え時に物理的な鍵そのものを交換するのではなく、暗証番号や登録情報などを変更する仕組みの場合があります。
確認したい内容は、
・入室方法
・暗証番号の変更方法
・電池が切れた場合
・非常時の開錠方法
・退去時の手続き
・紛失する可能性のあるカードなどがあるか
です。
使い方が分からないまま入居せず、鍵の受け取り時に説明を確認しましょう。
■スマートロックなら鍵交換費用はかからない?
スマートロックでも、費用がまったく発生しないとは限りません。
登録変更、カード発行、システム利用などについて費用が設定されている場合があります。
「金属製の鍵を交換しない=費用なし」とは限らないため、契約時の費用項目を確認しましょう。
■鍵は何本もらえる?
入居時に渡される鍵の本数は、物件によって異なります。
例えば、
・1本
・2本
・入居人数分
などがあります。
二人以上で入居する場合は特に確認しておきましょう。
1本しか渡されない場合に追加で合鍵を作れるのか、費用はいくらか、貸主や管理会社への申請が必要かについても確認します。
■合鍵は勝手に作っていい?
賃貸物件の鍵は、借主が自由に何本でも複製してよいとは限りません。
契約書などで合鍵作成についてルールが定められている場合があります。
また、鍵によっては所有者登録や専用手続きが必要となり、一般的な鍵店だけでは複製できない場合もあります。
合鍵が必要な場合は、
・自分で作ってよいか
・管理会社へ申請が必要か
・管理会社経由で注文するか
・追加費用はいくらか
を確認しましょう。
■家族や恋人へ合鍵を渡してもいい?
合鍵を渡す相手についても注意が必要です。
特に、契約上認められていない方が継続的に出入りし、実際に生活している場合は、単なる合鍵の問題ではなく無断同居などの問題になる可能性があります。
家族、恋人、友人へ鍵を渡す場合も、賃貸借契約上のルールを確認しましょう。
実際に一緒に住み始める場合は、同居人追加の手続きが必要になることがあります。
■鍵をなくしたらまず何をする?
入居後に鍵を紛失した場合は、放置せず早めに管理会社など指定された連絡先へ相談しましょう。
例えば、
・外出先でなくした
・電車に忘れた
・落とした場所が分からない
・鍵と住所が分かるものを一緒になくした
など、状況によって防犯上のリスクも異なります。
住所を特定できるものと一緒に紛失した場合などは、特に早めの対応が必要になることがあります。
自分の判断だけで勝手に玄関の鍵を交換することは避けましょう。
■紛失したらシリンダー交換になる?
鍵を紛失した場合、状況によってシリンダー交換などを求められる可能性があります。
国土交通省のガイドラインでも、借主が鍵を紛失し、交換が必要になった場合は、交換費用相当を借主負担とする考え方が示されています。
ただし、実際の費用や対応方法は鍵の種類や契約内容によって異なります。
紛失した場合は、
・管理会社への連絡
・警察への遺失届
・鍵交換の必要性
・交換費用
・新しい鍵の受け取り
などを確認しましょう。
■鍵が折れた場合は?
鍵穴の中で鍵が折れたり、鍵そのものが破損したりすることもあります。
無理に取り出そうとすると鍵穴まで破損する可能性があります。
管理会社や指定された緊急連絡先へ相談しましょう。
原因によって費用負担が変わる可能性もあるため、まず状況を伝えることが大切です。
■鍵が回りにくくなった場合
長く住んでいると、
・鍵が入りにくい
・回りにくい
・抜けにくい
・途中で引っかかる
といった症状が出ることがあります。
自分で分解したり、適切か分からない潤滑剤などを使用したりすると故障につながる可能性があります。
異常を感じた場合は、管理会社へ相談しましょう。
■鍵を室内に置いたまま閉め出されたら?
オートロックや自動施錠の物件などでは、鍵を室内に置いたまま外へ出てしまうことがあります。
その場合も、まず契約時に案内された管理会社やサポート窓口を確認しましょう。
物件によっては24時間サポートなどで対応できる場合があります。
一方、対応時間外や契約内容によっては別途費用が発生する可能性があります。
入居したら、緊急時の連絡先をスマートフォンなどに保存しておくと安心です。
■オートロックの鍵をなくした場合
マンションによっては、玄関の鍵がオートロックの共用エントランスにも対応しています。
このような鍵を紛失すると、自室玄関だけの問題ではなく建物のセキュリティに関係する場合があります。
カードキーや電子キーでも同様です。
一般的な鍵とは対応が異なる場合があるため、紛失に気づいたらすぐに管理会社へ連絡しましょう。
■鍵をなくしたことを隠して退去してはいけない
退去時には、入居時に渡された鍵や追加で管理された鍵などの返却を求められます。
1本なくしている場合に、
「なくしたことを言わず、残っている鍵だけ返す」
という対応は避けましょう。
紛失した鍵が後から第三者に使用される可能性もあります。
返却できない鍵がある場合は、退去前に管理会社へ伝えましょう。
■退去するときは何本返す?
入居時に受け取った鍵について、退去時には管理会社などから指定された方法で返却します。
確認しておきたいものは、
・玄関キー
・スペアキー
・カードキー
・オートロック用キー
・宅配ボックス用キー
・物置や倉庫の鍵
・駐車場に関する鍵やリモコン
などです。
物件によっては玄関以外にも貸与品があります。
引っ越し当日に慌てないよう、退去前にまとめて確認しておきましょう。
■自分で作った合鍵も返す?
合鍵を作成した場合は、その取り扱いについて管理会社へ確認しましょう。
管理会社から貸与された鍵だけ返せばよいのか、複製した鍵を含めて返却または処分方法を確認する必要があるのかは、契約内容によって異なります。
自己判断で手元に残さないようにしましょう。
■前の入居者と同じ鍵か不安な場合
契約前や鍵の受け取り時に不安がある場合は、不動産会社や管理会社へ、
「入居前に鍵は交換されますか?」
と確認して問題ありません。
特に鍵交換費用を支払う契約であれば、
・いつ交換するか
・どのような方法か
・何本受け取れるか
などを確認しておきましょう。
■内見時に鍵の種類を見る
内見では間取りや設備に目が行きがちですが、玄関周りも確認してみましょう。
例えば、
・鍵の種類
・ダブルロックか
・ドアスコープ
・ドアチェーンやドアガード
・オートロック
・モニター付きインターホン
などです。
防犯設備は鍵だけではありません。
一人暮らしなどで防犯面を重視する場合は、建物全体を確認しましょう。
■ダブルロックとは?
玄関ドアに鍵が2か所設置されている物件があります。
一般的にダブルロックなどと呼ばれます。
ただし、鍵穴が2つあるからといって、必ず異なる鍵を使用するとは限りません。
1本の鍵で両方を開閉できる場合もあります。
内見時に気になる場合は、不動産会社へ確認しましょう。
■オートロックだから絶対安全ではない
オートロック付き物件は防犯設備の一つですが、オートロックだけですべての侵入を防げるわけではありません。
物件を選ぶときは、
・玄関ドア
・鍵
・モニター付きインターホン
・共用部分
・建物周辺
・夜間の明るさ
・階数
・窓
なども含めて考えましょう。
防犯設備と生活環境の両方を見ることが大切です。
■鍵交換費用だけで初期費用を判断しない
物件によって鍵交換費用に差があると、
「鍵交換代が安い物件を選びたい」
と思うことがあります。
しかし、賃貸契約の初期費用には、
・敷金
・礼金
・前家賃
・日割り家賃
・仲介手数料
・保証会社の費用
・火災保険料
・その他契約時費用
などがあります。
鍵交換費用だけでなく、契約時に必要な総額を比較しましょう。
また、同じ初期費用でも、家賃や更新条件などによって入居後の負担は変わります。
■申込み前に確認したい鍵のポイント
賃貸物件を申し込む前に、鍵について気になる場合は次の内容を確認しましょう。
・鍵交換を行うか
・鍵交換費用
・費用の負担者
・鍵の種類
・受け取れる鍵の本数
・合鍵を作成できるか
・オートロックとの連動
・カードやリモコンの有無
・紛失時の連絡方法
・24時間サポートの有無
すべての項目を細かく確認する必要はありません。
ただし、防犯を重視している場合や、複数人で住む場合は事前に確認しておくと安心です。
■埼玉県で防犯面も確認しながら賃貸物件を探したい方へ
スマイファミリー大宮店では、大宮を中心に埼玉県内のお部屋探しについてご相談を承っています。
「初期費用の鍵交換代が気になる」
「オートロック付きの物件を探したい」
「一人暮らしなので防犯面を重視したい」
「ディンプルキーの物件を探したい」
「モニター付きインターホンも欲しい」
「契約前に初期費用の内訳を全部確認したい」
このような場合も、家賃、初期費用、間取りだけでなく、鍵やオートロックなどの設備も確認しながら物件をお探しします。
鍵交換費用は、すべての物件で同じ金額・同じ条件ではありません。
見積書に鍵交換費用が記載されている場合は、金額だけを見て判断するのではなく、どのような契約条件なのか確認することが大切です。
また、入居後に鍵を紛失した場合は、自分だけで判断して交換業者を手配するのではなく、まず管理会社など指定された連絡先へ相談しましょう。
埼玉県で初期費用や防犯設備まで確認しながら賃貸物件を探したい方は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。
