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埼玉の賃貸でエアコンが故障したら?修理費・家賃減額・猛暑時の対処法

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夏の暑さが厳しい埼玉県では、賃貸住宅のエアコンが突然故障すると、生活や健康に大きな影響が出る可能性があります。

「冷たい風が出ない」
「電源が入らない」
「室外機が動かない」
「水漏れしている」
「管理会社へ連絡してもすぐに修理できない」

このような状況になったとき、入居者が自分で修理業者を呼んでよいのか、費用は貸主と入居者のどちらが負担するのか、家賃の減額を求められるのか分からない方もいらっしゃるでしょう。

さいたま市によると、2026年5月1日から8月2日までに、市内で熱中症によって救急搬送された方は582人でした。

熱中症は屋外だけでなく屋内でも発生します。

特に高齢者、乳幼児、持病のある方、体調が優れない方は、室内であっても注意が必要です。

今回は、埼玉県の賃貸物件でエアコンが故障した場合について、最初に行うこと、修理費の負担、残置物との違い、家賃減額の考え方、修理までの暑さ対策を解説します。

※この記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。実際の対応は賃貸借契約、設備の所有者、故障原因、管理会社の規定などによって異なります。

■エアコンが故障したら最初に確認すること

エアコンが動かなくなった場合でも、必ずしも本体が故障しているとは限りません。

まずは、安全に確認できる範囲で次の項目を確認しましょう。

・リモコンの電池が切れていないか
・リモコンの運転モードが冷房になっているか
・設定温度が室温より低くなっているか
・タイマーが設定されていないか
・エアコン専用のブレーカーが落ちていないか
・電源プラグが抜けていないか
・フィルターが著しく汚れていないか
・室外機の前が物でふさがれていないか
・エラーコードが表示されていないか
・室外機から異常な音がしていないか

本体から焦げた臭いがする、煙が出ている、電源コードが異常に熱いといった場合は、使用を中止してください。

安全に操作できる場合は電源を切り、管理会社または貸主へ連絡しましょう。

無理に分解したり、何度も電源を入れ直したりすることは避けてください。

■管理会社へすぐに連絡する

入居者による簡単な確認で改善しない場合は、管理会社または貸主へ連絡します。

猛暑の時期は修理業者への依頼が集中し、通常より訪問までに時間がかかる可能性があります。

「しばらく様子を見よう」と放置せず、故障に気付いた時点で連絡することが大切です。

連絡するときは、次の内容を伝えましょう。

・物件名と部屋番号
・契約者名
・故障に気付いた日時
・現在の症状
・電源が入るか
・冷たい風が出るか
・室外機が動いているか
・異音や異臭があるか
・水漏れの有無
・表示されているエラーコード
・エアコンのメーカーと型番
・高齢者や乳幼児などが同居しているか
・室温や健康面で緊急性があるか
・連絡が取れる電話番号
・修理業者が訪問できる日時

電話だけでなく、メールや管理会社の入居者用アプリなど、記録が残る方法でも連絡しておくと安心です。

■故障状況を写真や動画で残す

エアコンの不具合については、発生した日時や状態を記録しておきましょう。

残しておきたい記録は次のとおりです。

・エラーコードの写真
・水漏れしている場所の写真
・異音が分かる動画
・温度計に表示された室温
・管理会社へ連絡した日時
・担当者から説明された内容
・修理業者の訪問予定日
・修理が完了した日
・購入した応急用品の領収書

国土交通省の事例集でも、住宅の一部が使用できない状態を発見した場合は、貸主へ遅滞なく通知し、発生日時や経緯を整理して写真などで記録することが示されています。

記録は、修理の手配だけでなく、その後に費用や家賃について話し合う場合にも役立ちます。

■備え付け設備か残置物かを確認する

修理費の負担を確認するうえで重要なのが、故障したエアコンが「物件の設備」なのか「残置物」なのかという点です。

まず、次の書類を確認しましょう。

・賃貸借契約書
・重要事項説明書
・設備表
・入居時の室内確認表
・募集図面
・管理会社から受け取った説明書類

設備表に「エアコン」と記載されていれば、賃貸物件の設備として扱われる可能性があります。

一方、前の入居者などが置いていったエアコンについて、貸主が性能や修理を保証しない条件になっている場合は、残置物として扱われることがあります。

室内に最初から付いていたという理由だけで、必ず貸主の設備とは限りません。

契約時にどのような説明を受けたかを確認してください。

■物件の設備なら貸主が修理するのが一般的

賃貸借契約上の設備として設置されているエアコンが、通常使用や経年劣化によって故障した場合は、貸主側が修理や交換を手配するのが一般的です。

例えば、次のようなケースが考えられます。

・長期間の使用による経年劣化
・内部部品の自然故障
・冷媒に関する不具合
・室外機の自然故障
・入居者の責任ではない電気系統の故障
・通常の手入れをしていたにもかかわらず発生した水漏れ

ただし、貸主側の負担になる場合でも、入居者が自由に修理業者や交換機種を決められるとは限りません。

管理会社や貸主が故障状況を確認し、指定業者へ修理や交換を依頼するのが一般的です。

■入居者が費用を負担する可能性がある場合

故障原因が入居者の故意や過失にある場合は、修理費を入居者が負担する可能性があります。

例えば、次のような場合です。

・エアコン本体へ物をぶつけた
・リモコンを水没させた
・室外機の周囲を物でふさぎ、異常運転を続けた
・無断で本体を分解した
・誤った方法で洗浄した
・入居者が設置した機器によって故障させた
・故障を知りながら使い続け、被害を拡大させた
・水漏れを放置し、床や壁へ被害を広げた

フィルター清掃など、日常的な手入れが入居者の管理範囲として定められている場合もあります。

どこまでが入居者の手入れで、どこからが貸主による修理になるかは、契約書や取扱説明書を確認しましょう。

■残置物のエアコンは誰が修理する?

残置物について、契約書に「貸主は修理や交換の責任を負わない」と記載されている場合は、入居者が修理費を負担する可能性があります。

ただし、残置物だからといって、入居者が自由に撤去や交換をしてよいとは限りません。

エアコンの取り外しでは、室内機だけでなく、室外機、配管、壁の穴、電気配線などにも影響があります。

交換したい場合は、事前に次の内容を確認しましょう。

・現在のエアコンを撤去してよいか
・撤去費用は誰が負担するか
・新しいエアコンを設置してよいか
・壁への穴開けが必要か
・専用コンセントの電圧が合っているか
・退去時に元へ戻す必要があるか
・新しく設置したエアコンを退去時に持ち出せるか
・処分する場合の手続き

口頭だけでなく、メールや書面で承諾を受けてから進めると安心です。

■自分で修理業者を呼んでもよい?

エアコンが故障しても、管理会社へ連絡する前に入居者が独自に修理業者を呼ぶことは、原則として避けたほうがよいでしょう。

貸主や管理会社の確認を受けずに修理すると、次のような問題が起こる可能性があります。

・修理費を貸主へ請求できない
・管理会社の指定業者と重複する
・修理内容が適切か確認できない
・本来は交換すべき機器を修理してしまう
・建物や配管に損傷を与える
・保証の対象外になる
・故障原因を確認できなくなる

状況によっては、入居者が修繕を行える場合もありますが、すべての故障で自由に修理できる制度ではありません。

猛暑で緊急性が高い場合も、まず管理会社や貸主へ連絡し、連絡した記録を残してください。

連絡がつかない場合は、契約書に記載された緊急連絡先や24時間サポートの窓口も確認しましょう。

■管理会社に連絡がつかない場合

夜間、休日、管理会社の休業日などに故障することもあります。

管理会社へ電話がつながらない場合は、次の方法を確認しましょう。

・契約書に記載された緊急連絡先
・入居者用の24時間サポート
・管理会社の留守番電話
・入居者用アプリ
・管理会社のメールフォーム
・貸主の連絡先
・建物内に掲示された緊急窓口

電話がつながらなかった日時や回数も記録します。

水漏れなどで建物への被害が広がる可能性がある場合は、安全にできる範囲で運転を停止し、エアコン周辺の家財を移動させましょう。

■修理まで時間がかかることもある

夏はエアコン修理や交換の依頼が集中します。

管理会社がすぐに業者へ連絡しても、訪問、部品調達、交換工事まで日数がかかることがあります。

賃貸住宅では、一般的に次のような流れで進みます。

1.入居者が管理会社または貸主へ連絡する
2.管理会社が不具合の内容を確認する
3.修理業者へ点検を依頼する
4.修理業者が現地を確認する
5.修理または交換の方法を決める
6.部品や新しい機器を手配する
7.入居者と工事日を調整する
8.修理または交換工事を行う

持ち家の場合と比べ、貸主や管理会社による確認が加わるため、修理までに時間を要することがあります。

管理会社へ連絡するときは、受付が完了したかだけでなく、点検日、修理の見込み、代替手段の有無も確認しましょう。

■猛暑時は健康と安全を優先する

エアコンが使えない間は、無理に室内で過ごし続けないことが大切です。

特に室温が高い場合や、体調に異変がある場合は、安全な場所へ移動しましょう。

一時的な対策として、次のような方法があります。

・扇風機やサーキュレーターを使用する
・遮光カーテンやすだれで日差しを遮る
・向かい合う窓を開けて風を通す
・保冷剤や冷たいタオルで体を冷やす
・のどが渇く前に水分を取る
・必要に応じて塩分も補給する
・冷房が使える家族や知人の住居へ移動する
・公共施設や商業施設などの涼しい場所を利用する
・埼玉県の「まちのクールオアシス」を利用する
・高齢者や乳幼児を一人にしない

さいたま市では、屋内でも熱中症が発生すると注意を呼びかけています。

高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくくなるため、室温の確認と周囲からの声かけも必要です。

■体調に異変がある場合

次のような症状がある場合は、熱中症の可能性があります。

・めまい
・立ちくらみ
・大量の汗
・筋肉のけいれん
・頭痛
・吐き気
・強いだるさ
・反応が鈍い
・自力で水分を取れない
・意識がもうろうとしている

涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、首、脇の下、足の付け根などを冷やします。

自力で水分を取れない、呼びかけへの反応がおかしい、意識がないなどの症状がある場合は、救急車を呼ぶことを検討してください。

修理の手配よりも、人の命と健康を優先しましょう。

■ホテル代や扇風機代は請求できる?

エアコンが故障したためホテルへ宿泊したり、扇風機を購入したりした場合、その費用を必ず貸主へ請求できるとは限りません。

費用の取り扱いは、次のような事情によって異なります。

・故障したエアコンが契約上の設備か
・故障原因が入居者にあるか
・室内の温度や生活への影響
・ほかに使用できるエアコンがあるか
・管理会社へ事前に相談したか
・代替品の貸し出しがあったか
・宿泊が必要な健康上の事情があったか
・貸主側の対応状況
・契約書に特約があるか

自己判断で高額な宿泊施設や家電を利用し、後から全額を請求すると、負担をめぐってトラブルになる可能性があります。

可能であれば支出前に管理会社へ相談し、領収書や連絡記録を保管しましょう。

■エアコン故障で家賃は減額される?

エアコンが故障した場合、状況によっては家賃の減額について協議することがあります。

民法では、借りている物件の一部が、入居者の責任ではない理由によって使用できなくなった場合、使用できなくなった割合に応じて賃料が減額される考え方があります。

ただし、エアコンが故障しただけで、すべてのケースにおいて同じ金額が自動的に差し引かれるわけではありません。

主に次の内容が考慮されます。

・故障したエアコンが契約上の設備か
・入居者に故障の責任がないか
・故障した季節
・地域の気候
・使用できなかった期間
・部屋の間取り
・エアコンの設置台数
・別の部屋のエアコンを使用できるか
・修理までの対応状況
・代替品が提供されたか
・通常の生活がどの程度妨げられたか

まずは管理会社または貸主へ故障を通知し、修理予定と併せて相談しましょう。

■「家賃の10%減額」は必ず適用される?

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会は、2024年10月に「貸室・設備等の不具合による賃料減額ガイドライン」を改定しました。

このガイドラインでは、「エアコンが作動しない」場合の減額割合の目安が、従来の月額5,000円から賃料の10%へ変更されています。

ただし、この10%は法律で一律に決められた金額ではありません。

ガイドライン自体に法的拘束力はなく、季節、地域、間取り、エアコンの設置台数などに応じて調整することが示されています。

例えば、次のような違いが考えられます。

・真夏と春では生活への影響が異なる
・ワンルームと複数の部屋がある住宅では影響が異なる
・1台しかない場合と、ほかにも使えるエアコンがある場合では異なる
・代替の冷房機器が提供された場合は影響が異なる
・故障後すぐに修理された場合と長期間使えなかった場合では異なる

「故障したから翌月の家賃を自分で10%減らす」という使い方をするものではありません。

■家賃を自己判断で差し引かない

家賃減額について管理会社や貸主と合意していない段階で、入居者が自己判断により家賃を減らして振り込むことは避けましょう。

貸主側から見た場合、家賃の一部が未払いとして扱われる可能性があります。

家賃減額を相談する場合は、次の内容を整理します。

・故障を通知した日
・エアコンが使えなくなった日
・点検を受けた日
・修理が完了した日
・使用できなかった日数
・室内への影響
・代替品の提供状況
・管理会社との連絡記録
・契約上の設備であることが分かる書類

減額の有無、金額、対象期間、精算方法について、貸主や管理会社と確認してください。

合意した内容はメールや書面で残しておくと安心です。

■修理が遅い場合はどうする?

管理会社へ連絡しても修理が進まない場合は、感情的なやり取りを続けるのではなく、現在の状況を整理して再度確認しましょう。

確認する内容は次のとおりです。

・修理業者へ依頼済みか
・点検日はいつか
・修理か交換か決まっているか
・部品や機器の納期
・工事予定日
・代替機器を用意できるか
・家賃減額について協議できるか
・健康上の事情を考慮できるか

最初の連絡から時間が経過している場合は、いつまでに回答を希望するかを具体的に伝える方法もあります。

連絡が取れない状態が続く場合は、消費生活センター、賃貸住宅に関する相談窓口、弁護士などへの相談を検討することがあります。

■入居前にエアコンを確認する

夏に部屋を借りる場合は、内見時や契約前にエアコンの状態を確認しましょう。

確認したい項目は次のとおりです。

・エアコンが設備か残置物か
・設置されている部屋
・設置台数
・メーカーと製造年
・冷房運転ができるか
・異音や異臭がないか
・水漏れの跡がないか
・フィルターの状態
・室外機の設置場所
・故障時の連絡先
・修理費を誰が負担するか
・残置物の場合に交換できるか
・エアコンを新設できる部屋か
・専用コンセントや配管穴があるか

エアコンが付いているという事実だけで判断せず、契約上どのように扱われるか確認することが重要です。

■「エアコン付き」の表示も詳細を確認する

物件情報に「エアコン付き」と表示されていても、設置されている台数や部屋までは分からない場合があります。

2LDKや3LDKで、エアコンがリビングに1台だけという物件もあります。

契約前には、次の内容を確認しましょう。

・何台設置されているか
・どの部屋に設置されているか
・すべて契約上の設備か
・残置物が含まれていないか
・エアコンのない部屋へ新設できるか
・新設費用を誰が負担するか
・退去時に撤去する必要があるか

在宅勤務をする方、乳幼児や高齢者と暮らす方、ペットを飼育する方は、エアコンが故障した場合も考えて物件を選ぶことが大切です。

■埼玉県でエアコン付きの賃貸物件をお探しの方へ

スマイファミリー大宮店では、大宮を中心に埼玉県内のお部屋探しについてご相談を承っています。

「すべての居室にエアコンを設置できる物件を探したい」
「備え付け設備と残置物の違いを確認したい」
「エアコン付き物件の初期費用を知りたい」
「高齢の家族と安心して暮らせる部屋を探したい」
「在宅勤務に適した室内環境を重視したい」
「入居前に設備の修理範囲を確認したい」

このような場合も、家賃や間取りだけでなく、設備表、設置台数、契約条件、故障時の連絡先などを確認しながら、条件に合う物件を整理します。

賃貸物件のエアコンが故障した場合は、まず安全を確保し、管理会社または貸主へ速やかに連絡することが大切です。

修理費や家賃減額の取り扱いは、設備か残置物か、故障原因、季節、使用できなかった期間などによって異なります。

自己判断で修理や家賃の差し引きを行わず、記録を残しながら管理会社と確認しましょう。

埼玉県でエアコン付きの賃貸住宅や、設備条件を確認しながら借りられる物件をお探しの方は、スマイファミリー大宮店へお気軽にご相談ください。

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