
埼玉の賃貸を退去するときの流れは?解約連絡・立会い・退去費用を解説
埼玉県のアパートやマンションから引っ越すことになった方のなかには、「いつまでに退去を連絡すればよい?」「立会いでは何を確認する?」「敷金はどのくらい戻る?」と疑問を感じている方もいらっしゃると思います。
賃貸物件を退去するときは、荷物を運び出すだけではありません。
管理会社やオーナー様への解約連絡、電気・ガス・水道などの手続き、室内の確認、鍵の返却、退去費用の精算などが必要です。
解約の連絡が遅れたり、必要な手続きを忘れたりすると、引っ越した後も家賃が発生する可能性があります。
今回は、埼玉県の賃貸物件から退去する方へ、解約連絡から鍵の返却、退去費用の精算までの主な流れと注意点を解説します。
■最初に賃貸借契約書を確認する
退去することが決まったら、最初に現在の賃貸借契約書を確認しましょう。
特に確認したい項目は次のとおりです。
・解約予告の期間
・解約の連絡方法
・解約通知書の提出先
・退去日や明渡し日の考え方
・短期解約違約金の有無
・日割り家賃の扱い
・退去立会いの方法
・鍵の返却方法
・ハウスクリーニングに関する特約
・原状回復に関する特約
退去に関する条件は、すべての物件で同じではありません。
電話で連絡するだけでは解約を受け付けてもらえず、書面や専用フォームの提出が必要になる場合もあります。
契約書を紛失した場合や内容が分からない場合は、管理会社やオーナー様へ確認しましょう。
■解約予告はいつまでに行う?
賃貸物件では、退去日の一定期間前までに解約を申し出る「解約予告期間」が定められています。
解約予告期間は契約によって異なりますが、退去日の1か月前までとしている物件などがあります。
例えば、解約予告期間が1か月の場合、希望する退去日の直前に連絡しても、連絡日から1か月分の家賃が必要になる可能性があります。
新しい住まいの入居日だけを先に決めると、旧居と新居の家賃を二重に支払う期間が長くなることもあります。
引っ越しを考え始めた段階で契約書を確認し、解約連絡の期限を把握しておきましょう。
■解約日と引っ越し日は同じとは限らない
解約日、引っ越し日、退去立会い日は、それぞれ異なる日になることがあります。
主な違いは次のとおりです。
・引っ越し日:荷物を新居へ運ぶ日
・退去立会い日:室内の状態を管理会社などと確認する日
・解約日:賃貸借契約が終了する日
・明渡し日:荷物をすべて撤去して鍵を返却する日
物件によっては、解約日より前に立会いを行うことがあります。
鍵を返却した後は原則として室内へ入れなくなるため、荷物や忘れ物が残っていないか確認しましょう。
引っ越し業者の予約をする前に、管理会社へ退去の流れを確認しておくと安心です。
■解約の連絡方法を確認する
解約の申し出は、契約書で定められた方法に従って行います。
例として、次のような方法があります。
・解約通知書を郵送する
・管理会社の窓口へ提出する
・専用フォームから申請する
・入居者向けアプリで申請する
・メールで必要事項を送る
解約通知には、一般的に次のような内容を記載します。
・物件名
・部屋番号
・契約者名
・連絡先
・希望する解約日
・退去予定日
・引っ越し先の住所
・敷金などの返金先
・退去立会いの希望日時
連絡した日時や提出した書類の控えは、手続きが完了するまで保管しましょう。
■短期解約違約金を確認する
入居してから一定期間以内に解約する場合、短期解約違約金が設定されていることがあります。
例えば、契約開始から1年未満で解約する場合に、家賃の一定額を支払う条件などです。
特に、敷金・礼金が不要だった物件、フリーレントを利用した物件、キャンペーンが適用された物件などでは、短期解約に関する特約が設けられている場合があります。
入居期間が短い方は、解約通知を提出する前に契約書の特約を確認しましょう。
■家賃は日割りになる?
退去月の家賃が日割りになるか、月の途中で退去しても1か月分が必要になるかは契約内容によって異なります。
主に次のような精算方法があります。
・退去日までの日割りで計算する
・退去月の月末まで支払う
・一定の区切りで計算する
引っ越しを月の途中に予定している場合は、退去月の家賃がどのように計算されるか確認しましょう。
解約日を変更できるか、変更期限が定められている場合もあります。
一度提出した解約を取り消したり、退去日を延長したりできるとは限らないため、日程を確認してから申し出ることが大切です。
■電気・ガス・水道の停止手続きを行う
退去日が決まったら、電気、ガス、水道などの停止手続きを行いましょう。
主な手続きは次のとおりです。
・電気の使用停止
・ガスの使用停止
・水道の使用停止
・インターネット回線の解約や移転
・固定電話の移転
・新聞や宅配サービスの停止
・駐車場や駐輪場の解約
ガスの閉栓では、契約内容や設備によって立会いが必要になる場合があります。
インターネット回線の撤去工事は、予約が混み合うこともあるため、早めに事業者へ確認しましょう。
退去立会いまで清掃などで電気や水道を使用する場合は、停止日を早く設定しすぎないよう注意が必要です。
■住所変更と郵便物の転送を行う
引っ越しに伴い、住所変更が必要となる手続きもあります。
例として、次のようなものがあります。
・住民票の異動
・郵便物の転送届
・運転免許証の住所変更
・銀行やクレジットカードの登録住所変更
・勤務先や学校への届出
・健康保険に関する手続き
・携帯電話会社への住所変更
・通販サイトの配送先変更
・各種保険の住所変更
旧住所へ郵便物が届き続けると、個人情報が次の入居者へ渡る可能性があります。
郵便物の転送手続きだけに頼らず、利用しているサービスの登録住所も順番に変更しましょう。
■粗大ごみは早めに申し込む
引っ越しに伴って家具や家電を処分する場合は、自治体のルールに従って手続きを行います。
粗大ごみの収集は事前申し込みが必要となり、引っ越しが多い時期には希望日に予約できないことがあります。
次のような物を放置しないよう注意しましょう。
・家具
・布団
・自転車
・家電
・物干し竿
・収納用品
・ベランダに置いた植木鉢
・入居者が設置した照明や設備
ごみ置場へ無断で粗大ごみを出したり、室内や共用部分へ残したりすると、撤去費用を請求される可能性があります。
退去日から逆算して処分方法を確認しましょう。
■自分で設置した設備を確認する
入居中に自分で取り付けた設備や部品は、原則として撤去が必要になる場合があります。
例として、次のようなものがあります。
・照明器具
・ガスコンロ
・温水洗浄便座
・棚や収納用品
・突っ張り棒
・インターネット回線の機器
・防犯設備
・エアコン
一方で、入居時から設置されていた設備を誤って持ち出さないよう注意しましょう。
エアコンや照明などについて判断できない場合は、勝手に撤去せず、管理会社へ確認することが大切です。
■退去前に室内を清掃する
退去前には、荷物をすべて運び出し、室内を確認して清掃しましょう。
主な確認箇所は次のとおりです。
・床や壁
・キッチン
・換気扇
・浴室
・洗面所
・トイレ
・窓やサッシ
・収納内部
・バルコニー
・排水口
・玄関
契約でハウスクリーニング費用を支払うことになっていても、室内をまったく清掃しなくてよいとは限りません。
油汚れ、カビ、水あかなどを長期間放置し、汚れが通常より拡大している場合は、費用負担が問題になる可能性があります。
設備や素材を傷める可能性があるため、強い薬剤を使用したり、無理に傷を補修したりすることは避けましょう。
■無断で修理や補修をしない
壁や床に傷がある場合、自分で補修すれば退去費用を抑えられると考える方もいらっしゃいます。
しかし、補修方法が適切でないと、かえって状態を悪化させる可能性があります。
次のような対応は、事前に管理会社へ相談しましょう。
・壁紙を部分的に張り替える
・床の傷を塗装する
・穴を補修する
・設備を交換する
・専門業者へ修理を依頼する
気になる傷や破損がある場合は、状態が分かる写真を撮り、管理会社へ伝えることが大切です。
■退去立会いでは何を確認する?
退去立会いでは、荷物を運び出した室内を、管理会社やオーナー様などと一緒に確認します。
主に次のような内容を確認します。
・壁や床の傷と汚れ
・設備の故障や破損
・水回りの状態
・建具の状態
・入居者が設置した物の撤去
・残置物の有無
・鍵の本数
・入居中に発生した不具合
・修繕が必要と考えられる箇所
入居時から存在していた傷や汚れがある場合は、入居時の写真、チェックリスト、管理会社への連絡記録などを用意しましょう。
退去立会いは、費用をその場で確定する手続きとは限りません。
修繕業者の見積もりなどを確認した後、精算内容が案内される場合もあります。
■確認書へ署名する前に内容を読む
退去立会いで室内の確認書や負担確認書へ署名を求められることがあります。
署名する前に、次の内容を確認しましょう。
・記載されている傷や汚れ
・入居者負担とされている箇所
・金額が確定しているか
・後日見積もりとなる項目
・署名によって何に同意するのか
・確認書の控えを受け取れるか
内容が分からない場合や、入居時からあった傷が入居者の責任として記載されている場合は、その場で説明を求めましょう。
十分に確認しないまま署名することは避け、必要に応じて記載内容を修正してもらうことが大切です。
■鍵や付属品を返却する
退去時には、入居時に受け取った鍵を返却します。
主な返却物は次のとおりです。
・玄関の鍵
・スペアキー
・オートロックの鍵
・カードキー
・宅配ボックスのカード
・駐車場や駐輪場の鍵
・設備のリモコン
・取扱説明書
・管理会社から貸与された物
自分で合鍵を作成した場合は、その鍵も返却を求められることがあります。
鍵を紛失している場合は、退去当日まで放置せず、事前に管理会社へ伝えましょう。
鍵を返却した時点で室内へ入れなくなることがあるため、忘れ物がないか最終確認を行います。
■原状回復とは?
賃貸住宅における原状回復は、入居時とまったく同じ新品の状態へ戻すことを意味するものではありません。
一般的には、入居者の故意・過失、注意不足、通常とは異なる使用などによって生じた損耗や傷について、元の状態へ回復することをいいます。
一方、年月の経過による劣化や、普通に生活していて発生する損耗については、一般的に入居者負担とはならないと考えられています。
ただし、実際の費用負担は、傷や汚れの原因、使用状況、契約内容、特約などを確認して判断されます。
■入居者負担となる可能性があるもの
入居者の故意・過失や管理不足による傷や汚れは、退去時に費用負担が必要になる可能性があります。
例として、次のようなものがあります。
・物をぶつけてできた壁や建具の傷
・引っ越し作業で生じた床の傷
・結露を放置して拡大したカビや腐食
・清掃を怠ったことによる著しい油汚れ
・たばこの煙やヤニによる変色やにおい
・ペットによる引っかき傷やにおい
・無断で開けた壁の穴
・誤った使い方による設備の破損
・鍵の紛失や破損
同じ種類の傷や汚れでも、発生した原因や程度によって判断は異なります。
自分で判断できない場合は、精算書の内容や負担理由について説明を求めましょう。
■一般的に入居者負担とならないと考えられるもの
普通に生活するなかで発生した損耗や経年劣化は、一般的に入居者負担とはならないと考えられています。
例として、次のようなものがあります。
・日光による壁紙や床の変色
・家具を通常設置したことによる床のへこみ
・設備の通常使用による劣化
・建物の構造上発生したひび割れ
・耐用年数を経過した設備の故障
・通常の清掃をしていても生じる自然な汚れ
ただし、契約書にクリーニング費用などの特約が定められている場合があります。
契約内容と精算書を確認し、疑問がある項目は管理会社へ確認しましょう。
■敷金はどのように精算される?
敷金を預けている場合は、未払い家賃や入居者が負担する原状回復費用などを差し引いた残額が返金されることがあります。
精算の考え方は、一般的に次のようになります。
敷金-未払い金-入居者負担となる費用=返金される金額
入居者負担となる費用が敷金を上回った場合は、追加の支払いを求められることがあります。
敷金がない物件でも、退去時にクリーニング費用や修繕費用が発生しないとは限りません。
返金時期や精算方法については、契約書または管理会社からの案内を確認しましょう。
■退去費用の明細を確認する
退去後に精算書や請求書が届いたら、合計金額だけでなく明細を確認しましょう。
主な確認項目は次のとおりです。
・修繕する箇所
・修繕が必要となった理由
・入居者負担とする根拠
・修繕する範囲
・材料費や作業費
・クリーニング費用
・消臭や消毒費用
・敷金から差し引かれる金額
・追加で支払う金額
・返金される金額
内容に疑問がある場合は、すぐに拒否したり支払いを放置したりせず、管理会社へ明細や負担理由の説明を求めましょう。
入居時の写真、契約書、立会い時の記録などを確認しながら話し合うことが大切です。
■退去トラブルを防ぐために記録を残す
退去時のトラブルを防ぐには、入居時から室内の状態を記録しておくことが重要です。
主に次のような記録を残しましょう。
・入居時の室内写真や動画
・傷や汚れを記載したチェックリスト
・管理会社へ不具合を連絡した記録
・修理や設備交換の履歴
・退去前後の室内写真
・解約通知書の控え
・退去立会い時の確認書
・鍵の返却記録
・精算書や請求書
写真を撮影するときは、部屋全体と傷や汚れの近接写真の両方を残すと状況を確認しやすくなります。
退去費用の精算が完了するまで、契約書や記録を保管しておきましょう。
■埼玉県で賃貸の退去や住み替えをお考えの方へ
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このような場合も、ご希望の引っ越し時期、エリア、家賃、間取り、初期費用などを伺いながら、新しい住まい探しを進めていきます。
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